言葉の本質とは?”失敗のシェア”で未来への道しるべを。選手が発信するべきことを考える。
こんにちは。
今回はサッカー選手(スポーツ選手)がSNSで発信するべきこと、そのやり方を考えてきます。
最近は多くの選手自分の経験、考えをシェアしようと考えていると思います。
今後もっとたくさんの選手が自らの能力を最大限に発揮し、いい結果を導くのに必要なのはまだまだ不鮮明なモノをよりクリアにしていくの質の高い情報です。
Twitter、ブログそのほかオフラインで自分の経験や活動をシェアしてファンを作ったり情報をシェアしたりとSNSを駆使している人が多くなってきました。僕もその一人です。
では例えばこれから海外渡航を考えるまたは渡航が決まっている選手目線で有益な情報は今の時点でどのくらいあるでしょうか。
また有益な情報とはどんなものでしょうか。一緒に考えていきましょう!
■エージェントの記事がシェアされた理由とは
1ヶ月前に書いたエージェントの記事がなかなかの勢いで拡散されました。
SNSの世界はすごくてツイートインプレッションは2万を超え1ヶ月で1600人以上の人が僕の記事を読んでくれました。自分の書いた文章が数字として帰ってくるのは非常にわかりやすいのでいいですね。最近はブログのアクセス数も少しずつ増えてきて嬉しいですし、文章を作るのも慣れてきてますます面白くなってきました。(もっと読んで欲しいので最新記事のリンクを貼っておきます笑)
話しを戻します。
そんな少しずつ読んでもらえるようになったブログですがPV数はまだまだ月に2000pvを超えるのがやっとです。
それを考えたらこの記事は1600pvを1ヶ月で超えたので僕の中ではかなりのヒット作だということがわかります。
ではなぜ読まれたか。様々な理由があると思いますが、1つに情報の量・質だと思います。(自分で言うのもアレですが。笑)
■経験を分析する
その情報の量・質とはどんなモノでしょうか。
前回noteではクロアチアのエージェントとトラブった話しを書きました。
こんなことする人がいるのか、怖いなーと思った人が多いでしょうし、よく聞くサッカー選手とエージェントのトラブルがどうやって起こるか、その一部を理解した人もいるかもしれません。
そして中には実力のない選手によるエージェントに対する悪口という読み方をした人もいたようです。
改めて言葉の難しさを感じます。自分の身近な10人から1000人に読み手が増えると文章の伝わり方は様々になるのは当然ですね。
何か失敗した時に人のせいにしたくなるのは人間の当たり前の現象で、おそらく誰しもにそのような経験があるのではないでしょうか。
その記事にその感情が0とは言いません。
しかし本質は別でこいつをネットで裁いてやりたい!といった気持ちは全くなくて、参考にならない無駄な個人的感情論や怨恨のようなものは書いていませんし、そんなことは正直どーでもいいと思っています。
情報の量という点では、かなり状況を詳細に書き、どんなことが起きたか1から10まで丁寧に書きました。
つまり本質は別にあります。これはあのレストランが美味しかった不味かったという感想文ではなく、なぜそのレストランが不味いのか、なぜ気に入らなかったのかという客観的な分析です。
そしてそれこそ最も選手が欲している情報だと思います。
■失敗の分析=悪口ではない
前の記事では僕の失敗談を書きました。
と言う思いをのせましたです。
しかしあれが悪口となると、ますます選手の発言の質が下がるのではと思います。
発言の質が下がるというのは既存のクオリティーがわるいのではなくて、リアルな記事が減っていくということです。
もちろんネット状にアプロードする行為事態、リスキーな事かもしれませんが、もう少し深掘りした話しがあってもいいと思います。
図を見てみましょう。
ここで大事なのは全体像です。
しかし黄色の結果だけ見てしまうとどうでしょうか。
悪口や愚痴に近いものになってしまいます。
例えば、半年前にクロアチアに行きました!いったら騙されました!高い金を払ったのにあいつは詐欺師です!とだけ書いたらどうでしょうか?
読み手が得る情報量は少なく、とても薄っぺらいものにななります。
しかし全体を書けばそれは分析になると僕は考えます。
■渡航前に知りたかったこととは
2点目の質ということのキーワードは冒頭で書いたように読み手、例えばこれから渡航する選手目線で物事を考えることです。
エージェントの話では過去にこの悪いと言う人を聞いたことはありました。
あの記事を出してから数人の選手に僕も過去にエージェントといろいろ揉めたことがあるといった連絡がきました。つい最近も渡航前と現地での情報が違いすぎてどーしていいかわからないという連絡を受けました。実際に至るところで同じようなことが起こっているということです。
そういったことが起こり続けるのは情報がこの図のような結果だけで終わっているからではないでしょうか。
それはいい結果や成功した結果も同じくです。
といった当たり前の話しは正直どうでもいいです。
選手目線で本当に知りたいのはその先です。
例えば、
ここまで書いてくれると、見ている側も想像しやすくなります。
こういった具体的な話しを聞くとただの未知なる世界からイメージができてきます。
それは他の話題でも同じで、なぜ無名選手がヨーロッパに行くのかという時に、
と言う話しはいたるところで見ます。
知りたいのは先ほどと同じでその先です。
そして、実際にぼくが渡航前に知りたかったことの情報はそれです。
おそらく他の選手にも同じようなことが言えるでしょう。
もちろんそういった話しは全てをネット上に出すことは不可能でしょうし、直接話せば聞き出した方が早いかもしれません。しかし今よりもう少し具体的に発信していくことは少し頭を使えば可能だと思いますし、オフラインだけの活動では非効率です。
さっきの話しで僕が1600人にこの事実を話すとなると1600人に会わなければいけません。
今年は2019年。20年前だった曖昧な情報は仕方ないで終わったかもしれませんが今はインターネットがあります。同最大限に使うべきです。
結果だけではなくもう一つ掘り下げた情報や意見を発信していこうということです。
結果だけ見るのは非常に危険だと思います。起こった出来事からロジカル的に分析し伝えていく必要があるのです。
■”海外だから”は違う。
最近感じるのは”海外だから”というパワーワードで簡単に処理しちゃうことに対する疑問です。トラブったとき、失敗した時、海外だからと一言でかたずけていませんか?さらに体育会は”理不尽”にいい意味でも悪い意味でも慣れてしまっているなと感じます。実際にぼくもそうです。海外だから東欧だから南米だからと簡単に解決せず、もう一歩なぜそうなったのか未然に防ぐ方法はなかったか、考えてみてもいいかもしれません。
■失敗の分析=悪口ではない
”失敗を分析”をする。そしてそれを”シェア”すればず未来への財産に必ずなります。
負け犬の遠吠えという言葉をご存知でしょう。
ミスした時、そしてアクシデントに遭遇した時、また現在進行形で自分の夢に挑戦している人、まだ自分の目標へ到達していない人、そういった状況や環境下で声を出すのは難しいです。
実際に、僕自身現在全く結果も出ず、失敗ばかりの日々で時々自分がやっていることを全て投げ出したくなることもあります。
しかし、もし今自分が何かできることがあるとしたら自らの経験や情報のシェアだと思います。
なんども言いますが先ほどの図の上の方だけを発言しているとそれは悪口や負け犬の遠吠えになります。
しかし、全体をしっかり見ればそれは分析になると思います。
勝った負けたの表面上の論議になるか距離感を変えて、全体も語るとなぜ負けたのか、なぜ勝てたのかといった質の高いものに変わります。
自分の失敗は全部自分のせいだとか、成功するまでは何もいっちゃいけないわけではないです。
まだ成功していなくても、失敗続きのその過程にも何かこれから同じような夢を持っている人の道しるべになるはずです。
サッカーは結果だけが見られるスポーツで、どうしてもそこばかりがフォーカスされますが、もし今あなたが何かに挑戦しているならそれがどのレベルであろうと発信するべきだと思うしそれは次の選手(サッカーに関わりながら海外に行きたいと思っている人たち)の貴重な情報になり、それはこれから夢を見る選手の指南となります。
もちろん成功例も同じです。過去の失敗の分析、成功の分析は未来への財産となります。
先日のインスタグラムでモドリッチがこんな投稿をしていました。
success is not about never falling down but about getting up every time it happens.
成功とは失敗をしない事を続ける事姿勢では無く失敗する事を恐れず立ち上がって挑戦する姿勢にある。
もしあなたにこの挑戦する姿勢があるのであれば、あなたから発される言葉はこの先の1つの道しるべになります。
その姿勢、言葉を忘れずに!
■おまけ
オススメ記事紹介。。。
ヨーロッパでの活動資金にします。あとものすごく喜びます。笑