インディペンデイス デイが頭に入ってこない夜に。

ふと思い出すのは、広い歩道を始発前に手を繋いで歩いた日のこと。

あの時、君はわたしに怒っていた気がして、それがなんだか嬉しかった。
でも、指の平は優しかった。

きっと、全部勘違いで、
そもそも欲しがることを辞めたわたしは今、いちばん安らかなんだけど。

ひかりが欲しかった頃を持って良かったと思う。
でも、台風が来てとばされちゃえ、バカ。と、
いまでもそんなふうに思うのは君だけなんだよなと思う。

最後に、訳もなく好きになったひと、は君でいいと思っているんだ。

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