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小林幸子の歌う”Ribbon”を語る


お昼ご飯を食べてるときに見かけたツイート。

「失恋したんだけどお前まじでふざけんなよ????」
みたいな歌、少なくない?
みんなどうやって吹っ切ってんの?
優しい気持ち? すごいなそれ。

たしかに。
日本の女性シンガーでこんなこと歌ってる人パっと出てこないし、あまり見かけない。マリナさんの言う通り、震えてるか泣いてるかウキウキしているか病んでるかのイメージしかない。
女性シンガー、女性シンガー・・・・・・

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いたっっっ!!!!!!!!
いらっしゃったっっっ!!!!!!!!!!!!

1.Ribbonという楽曲

上記キャプ画は、小林幸子のRibbonという楽曲の一節である。
Ribbonは2003年1月1日、小林幸子の40周年の幕開けを飾る日に、記念曲として孔雀と2枚同時発売された楽曲である。
ちなみに、40周年はもう一曲春蝉という楽曲をリリースしていて、3曲とも毛色が違う。

春蝉は作詞星野哲郎・作曲遠藤実と、大ヒット曲雪椿のコンビが再タッグを組んだ正統派演歌。
孔雀はなんだろ、さだまさし系?まるで小林幸子の歌手人生を振り返るかのような楽曲で、この年の紅白歌合戦で歌唱された(衣装失敗した年である)

そしてこのRibbon。久しぶりの歌謡曲路線でベースもごりごりしていて、ノリも良くめちゃ格好いい!他の彼女の楽曲でいうとひと晩とめてねふたたびのポーカーフェイスにさよならあたりが該当する系統。私の大好物の作風だったので発売当時は歓喜した。

コンサートでも定番曲で、特に冒頭のメドレーに頻出する。動画はメドレーのタンゴアレンジになっているがどんな楽曲かおわかりいただけるだろうか。

今日はこのRibbonについて語り散らかしていきたい。

2.歌詞の威力

メロディーもアレンジも格好よくて良曲なんだけど、特筆すべきはその歌詞っ!!

あんな野郎(おとこ)なんか どこにもいるよ
一山いくらの林檎と同じ
あんな野郎(おとこ)なんか 小箱に詰めて
送ってあげるよ リボンをつけて
あんな野郎(おとこ)なんか 掃くほどいるさ
くしゃみと一緒に飛ばしてやるよ
あんな野郎(おとこ)なんか カラスの餌に
送ってあげるよ リボンをつけて

つっよっ!!強っ!!はかいりょくw

名うての遊び上手とわかってたつもりで惚れちゃって、二股かけられた女の歌なんだけど、つよっ😂!

野郎だし、一山いくらの林檎だし、小箱につめるし、極めつけはカラスの餌!
大好きすぎて当時高校三年生だった私は部活の打ち上げのカラオケなんかで歌いまくっていたが、今ふりかえると青春真っただ中なのにそれはどうよと思うところがある。

3.世の中の一般女性の感想

発売から17年。私の1件のツイートで日の目をみたこのRibbonだが、世間の女性からの評価はどうなのか。見て行こう。

ちょwwwww大人気やないかいっ!!!!

当時は確か全然売れてなかったの。
60代、70代、80代が大多数を占めるファンの女性に、刺さるかと言われたらう~ん?だし。でも私は彼女のノリがよくで格好いい歌謡曲路線、大好きだった。この反応を見ていると今なら刺さる女性いる…?

公式さん、YouTubeにPV上げてもいいんじゃないですか。
あ、でも権利は日本コロムビアにあるのか?そしたらだめか。
当時カラオケで歌ったときはPV映像が流れてきた。めちゃくちゃ格好よかった記憶がある。どっかに落ちてないかな。

4.日本の歌謡曲の底力

こちらのタダノヒトミさんの考察が深い。

た、たしかに・・・。もう私のnoteいらないんとちゃいますか?笑

のし付けてくれてやる!とはよく耳にするが(実際に言ってる人には出会ったことはない)、リボンにしたら、なんかこう、大人の女性の余裕というか、遊び心とかそういったものを感じる。
失恋してショックだけど、私わかってたけど熱あげちゃったのよと強がってる女性が見え隠れする。
一山いくらの林檎と同じってのも強烈な皮肉。

歌詞の余白、歌詞の行間。
これが日本の歌謡曲の底力か・・・!

作詞は誰かと見てみたら荒木とよひさ先生じゃないですか。三木たかし先生とコンビをくんでテレサ・テンに提供した楽曲は「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」とどれも名曲ぞろい。

作詞家という職業の底力はやはりすごい。。

5.文化の違い

マリナさんの本質を見抜く眼力にも敬服する。

確かに坂るいすさんのnoteを読んで楽曲きいたらあちらの女性はすごかった。

家を破壊、犯罪のオンパレード(やり方がとても陰湿)、「悲しい…けど大丈夫…大丈夫だって言ってんだろ!!!!こっちはロックなんだぞ!!!おしっこ飲ませんぞ!!!!」、再度家破壊。

海外実害だらけ。復讐といえば家壊すっていう方程式でもあるんかに爆笑でした。

気品はあってで実害はない(?)けど、確かにマインドは完全に一致ですね。

結論出てる。もう私のnoteいらないんとちゃいますか?(2度目)

やはり文化の違いなんだろうか。失恋したらしょんべんのませんぞ!とか思いつかない。。
なにくそこの野郎マインドはあっても気品が残るのは、立つ鳥跡を濁さずとか、切腹とか、そういった日本的マインドのなせるわざなのかもしれない。知らんけど。

6.終わりに

ヒトミさんからこんなアレがきたので急いで書き上げました。なのでもう推敲なんてしないよ!!撮って出し(?)だよ!!

Anser noteといえどもマリナさんとるいすさんのツイートで結論は出ていたようなもの。
ちょっと昔の、景気がよかったころに、女の強い歌詞の楽曲があるのかどうか調べてみたくなりました!知ってる方いたらコメント欄にどんどん書き込んでくださいね(調べる労力削減)

本日の結論:日本の女性シンガーにも、気品を忘れないロックなヤツがいたぜ!!!!

※Ribbonのオリジナル音源みつけたよ!



今日も幸子さまの気品に感謝を!

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