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【一部公開】頭の良さと強い心が育つ すごい虫育児


4/22(木)発売

頭の良さと強い心が育つ すごい虫育児
Kindleカテゴリ 昆虫学 ベストセラー1位!(2021年4月22日現在)

子どもを自然に触れさせてあげたいけど、都会に住んでいるからできない。車を持っていないからキャンプにも行けない。ワンオペ育児で疲れていて、週末は家でDVDを見せて終わってしまう…。そう思っていませんか?
 虫育児をすると、自然と頭が良くなり、強い体と強い心が育ちます。
都会に住んでいても、多忙でも、虫育児はできます。本書は、虫育児第一人者である著者が虫育児を実践した5年間の子育てを振り返り、どのように子育てに虫を活用してきたか、子どもへの具体的な声かけ・行動についてまとめた一冊です。
 巻末には、教育家・小川大介氏、伊丹市昆虫館館長・奥山清市氏との対談を掲載。教育のプロ・虫のプロから見た「虫育児」の良さも知ることができます。


目次

はじめに
第1章 虫育児は最強の子育てメソッド
第2章 現代の子育てを取り巻く環境
第3章 虫育児で子どもは賢く健やかに育つ
    頭が良くなる / 体が強くなる / 健全な心が育つ
第4章 虫博士はどのようにして誕生したのか
第5章 子どもの「好き」を見つけて伸ばすコツ
第6章 「虫育児がしたい!」と思ったら
【巻末対談】
教育家・小川大介さんと語る「虫育児と見守る子育て」
伊丹市昆虫館館長・奥山清市さんと語る「虫育児の可能性と将来性」
おわりに

こちらのnoteでは
「はじめに」と「第1章 虫育児は最強の子育てメソッド」を
一部お見せします。

はじめに

 

 この本に興味を持ってくださった方は、子どもに自然と触れ合ってほしい、虫や生き物に興味を持ってほしいと思っているのかもしれませんね。
でも、キャンプにはなかなか行けないし、都会に住んでいるから自然と触れ合うこともできない。そんな風に思っていませんか?

 虫育児とは、虫を捕ったり、虫を飼育したり、図鑑を読んだりと、虫を活用した子育てのこと。虫育児には「子育てで大切なことがたくさん詰まっている」と私は考えています。子どもが生きていくうえで必要なスキルを身につけることができます。頭、体、そして何より心を成長させることができるのに、手軽で誰にでもできます。都会に住んでいても田舎に住んでいても、虫育児はできます。  
 息子は虫が大好きな虫博士です。週末になると、近くの公園で朝から夕方まで虫を捕っています。そして、捕った虫は家に連れて帰り、ベランダで飼育しています。今ベランダにいる虫は、アゲハチョウのサナギ、カブトムシの幼虫4匹、クワガタの幼虫2匹。虫ではないですが、魚が数匹、それからサワガニ……。すべて公園や森で息子が捕ったものです。

 私は息子が物心つく前に離婚し、シングルマザーとして7歳の息子と2人で暮らしています。現在はフルタイム勤務する傍ら、Voicyという音声配信サービスのパーソナリティとして、またブログやツイッターなどで、虫育児をはじめとした子育て、キャリア、後天的ポジティブ思考法について発信しています。仕事をこなし、家事育児をし、毎日疲れ果てて子どもと21時に寝落ちする日々。子育てでイライラしたり、息子を感情的に怒ってしまって凹んだり、仕事と育児の両立に悩んだりする普通の母親です。
 実家遠方のワンオペ育児。私1人の力で、東京で子どもを育てていくことに不安しかなかった。そんな私を救ってくれたのが虫育児でした。

 正直なところ、私は虫が好きではありません。今でこそ慣れましたが、何だか気持ち悪いし、家にゴキブリなんて出た日にはもうパニックです。カブトムシは何とか触れるけど、カブトムシの幼虫は今でもちょっと無理です。
 苦手ながらも「子どもが好きなものを否定しない」「好きを伸ばしてあげる」、そう考えて子育てした結果、息子は誰よりも虫に詳しい虫博士に成長しました。学校でもお友だちから「博士」と呼ばれています。
 公園にいる虫を「この虫、何?」と聞けば「それはシロテンハナムグリだよ。コガネムシ科の甲虫だから、カブトムシの仲間だよ」と、名前だけでなく豆知識まで教えてくれます。ついには2020年、日本昆虫協会主催の「夏休み昆虫研究大賞」で賞を受賞しました。
 
 私は教育の専門家でもなければ、保育士さんや幼稚園の先生など、教育にまつわる仕事をしているわけでもありません。教育とまったく関係のないIT企業に勤務しています。
 教育の専門家の方が書かれた本はたくさんあります。でも「実際にそのノウハウを試してみたらどうなるのか?」が書かれている本はなかなかありません。また、オリンピック選手やプロ野球選手、東大生を育てた「結果論」の本はありますが、子育ての「今」を現在進行形でつづった本はあまりないのではないでしょうか。
 この本には、私の約5年間の試行錯誤が凝縮されています。参考になる部分があったら再現できるように「子どもにどんな言葉をかけたのか」「どんな行動をしたのか」をなるべく具体的に記しました。
 専門家ではなく普通の母親がやっていることだからこそ、取り入れやすいことも多いと思います。何ら特別なことはしておらず、お金もほとんどかけていません。たくさんの情報の中からできる範囲のことを取り入れ、「普通の毎日」を大切にしてきました。
 読み終わったら、ぜひ1つでもいいので実際に行動に移してみてください。その行動が、お子さんの「好き」を見つける最初の一歩となるはずです。
 子育てをして思ったのは、子育てには正解がないということ。虫育児が合う子もいれば、合わない子もいると思います。
 この本を読み終わったときに、金銭的に教育にお金をかけられない人、子どもを自然に触れさせたいと思っている人、子どもを心身共に健康に育てたいと思っている人、子どもに賢く育ってほしい人、さまざまな思いを持った皆さんが

・虫育児をやってみよう
・子どもの好きなことを見つけてあげよう
・つながりを作るために勇気を出してみよう
・自分自身ももっと幸せになろう

 と思ってくださったら、とてもうれしく思います。


第1章 虫育児は最強の子育てメソッド


 私は、シングルマザーとして小2の息子と東京で暮らしています。3年前まで激務のベンチャー企業に勤務していたため、平日は延長保育をフル活用してほぼ毎日残業。夜は息子と一緒に夜の10時頃寝て、朝3時か4時に起きてまた仕事。そして息子を保育園に送り、その後会社へ…….。そんな生活を送っていました。
 一緒にいられる時間が少なく、母親1人という境遇でも息子に幸せになってほしい。そんな思いから、いろいろな本から得た知識をもとに、試行錯誤しながらたどり着いたのが「虫育児」です。
 週末に公園で虫を捕ったり、虫を飼育したり、一緒に図鑑を読んだり。虫を活用した子育てを、息子が2歳の頃から約5年間実践しています。

 最初から「虫育児をしよう!」と思っていたわけではありません。育児関連書籍やセミナーでたくさんの情報をインプットしたところ、最終的には「子どもの『好き』を大切にする」ことが大事だとわかりました。その「好き」を大切にしていたら、結果的に「虫育児」をしていたのです。
 虫育児を実践して感じているのは、虫育児は現代における最強の子育てメソッドだということ。この章では「虫育児がなぜ最強の子育てメソッドなのか?」についてお伝えします。

続きはこちら。

Kindle Unlimitedでも読めるので、虫が苦手だけど、
ちょっと興味ある・・・という方も、
ぜひお気軽に手に取ってみてください。
2021年4月22日(木)発売です!


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