ぱくちーさん

私が本を通して感じた事をまとめています。わかりやすい文章を目指します。パクチーは食べら…

ぱくちーさん

私が本を通して感じた事をまとめています。わかりやすい文章を目指します。パクチーは食べられません。

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私のバイブル紹介-漱石の「私の個人主義」を読んで考えたこと-

私はある本に出会った。夏目漱石の「私の個人主義」という彼の講演集だ。 彼は、「私の講演が・・・今日になっても、・・・読者の役に立つだろうという自信を、私は十分持っているのである」と自負している。 彼の言った通り、凄く響いた。 響いたことにより、毎日持ち歩いていつでも読めるようにしているほど、バイブルのような存在になった。 この読書経験を基に、この本には漱石の根本思想がつまっていて、私だけでなく、半世紀以上経った今日でも響くことが多いのではないかと思った。 今回は、2つの章を

    • 1984年を読んだ時の衝撃についての呟き

      1984年を読んだ時、すごい衝撃を受けた。特に、愛情省にて拷問(本書でいう治療)を受ける主人公が、オブライエンと対峙し、二重思考の本質に触れる部分が印象的だった。今日、流れてくる情報を対して受け身的になる姿勢を気をつけなければならないと思った事と、自身で思考せず、流される人が増えその先の社会で起こり得るものが何なのか、気付かされた気がする。

      • 「虞美人草」を読み終えて考えたこと

        先日、漸く虞美人草を読み終えた。 読み始めは、格式高い漢文調に慣れず緊張が続くことに手間取ったが、中盤にかかると、文章の面白味を味わうことができ、振り返るとあっという間だった。 読み進めていく中で、真っ直ぐに響くフレーズがあった。 個人的にこの台詞が凄く刺さった。 こんなに真っ直ぐに響くフレーズはあるだろうか。個人的にこの台詞を読んで、どこか救われた気さえしている。 なぜこんなに響いたのかというと、人間関係において他人と比較し、学生時代に悩んでいた部分を、肯定しているよ

        • 「真面目になれる程、自信力の出る事はない。真面目になれるほど、腰の据わる事はない。真面目になれる程、精神の存在を自覚する事はない。 ー 真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。」 とても真っ直ぐに響いた台詞でした

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        私のバイブル紹介-漱石の「私の個人主義」を読んで考えたこと-

        • 1984年を読んだ時の衝撃についての呟き

        • 「虞美人草」を読み終えて考えたこと

        • 「真面目になれる程、自信力の出る事はない。真面目になれるほど、腰の据わる事はない。真面目になれる程、精神の存在を自覚する事はない。 ー 真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。」 とても真っ直ぐに響いた台詞でした

          私は「アルジャーノンに花束を」を1回しか読んだ事ない。読み返したいのだが、読み通した後に感じたダメージが大きくて、そのタイミングを測っている気がする。ただふとした時に主人公の行動や終盤にかけての言動を思い出す事があって、自分なりに考察する事があるので凄く影響受けた本なのだと思う。

          私は「アルジャーノンに花束を」を1回しか読んだ事ない。読み返したいのだが、読み通した後に感じたダメージが大きくて、そのタイミングを測っている気がする。ただふとした時に主人公の行動や終盤にかけての言動を思い出す事があって、自分なりに考察する事があるので凄く影響受けた本なのだと思う。