私のバイブル紹介-漱石の「私の個人主義」を読んで考えたこと-
私はある本に出会った。夏目漱石の「私の個人主義」という彼の講演集だ。
彼は、「私の講演が・・・今日になっても、・・・読者の役に立つだろうという自信を、私は十分持っているのである」と自負している。
彼の言った通り、凄く響いた。
響いたことにより、毎日持ち歩いていつでも読めるようにしているほど、バイブルのような存在になった。
この読書経験を基に、この本には漱石の根本思想がつまっていて、私だけでなく、半世紀以上経った今日でも響くことが多いのではないかと思った。
今回は、2つの章を