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20代貧困女子が考える若者のつらさ

いつの時代も若者は貧乏だ。だが、将来はよくなるという希望がもてた。でも、今の時代の若者は貧乏に加え希望をもてない。諦念が満ちた空気感がある。少子高齢化社会、社会が衰退していく先が見えていて、どこに希望を見いだせというのか。
うまれたときから不景気で、贅沢なんてしたことない。節約は当たり前そういきてきた。
母親はバブルの頃はなんて話をするけど、そんな懐古ばなしを聞きたい訳じゃない。今が辛いのをどう乗り越えたらいいか。それだけだ。
SNSをみればキラキラした生活がある。それはほんの一部の人間で大抵の若者は倹約を強いられている。平均年収は下がり続け、結婚さえすれば生活は保証されるという時代はとうに終わった。現代は普通が一番難しい。普通を何とするかによるが、お腹いっぱい食べられて、安心の寝床があり、娯楽もあり、休日もきとんとある。こんなあたりまえが一番難しい。昔はてきとーに就職すればよかったかもしれない。今はそうはいかない。日々の自分を養うだけでいっぱいいっぱいのひとが大半だろう。
いつの時代も大変だった。でも人間関係、地域コミュニティというよりどころがあった。困ったら大人に聞けばよかった。でも今は崩壊してしまった。みな一人で解決しなければいけない。若者は苦境にたたされている。おとなのせいにしたくなる。でもみんな活路を見いだし必死に生きている。経済成長だ少子化対策だと若者をいじめる前に、そばに寄り添っていっぱいいっぱいの誰かの肩をそっと叩いてくれる大人はもういないのだろうか。頑張ってるねといってくれるだけでいい。そういう寄り添える大人がいない限り、この国は諦められ、オワコンと化していくのではないだろうか。

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