アキ

書店界隈の人間です。 備忘録のように時々好きなことを書くと思います。 純愛大好物の阿呆…

アキ

書店界隈の人間です。 備忘録のように時々好きなことを書くと思います。 純愛大好物の阿呆です。 エヴァンゲリオンのLAS派の人。 エヴァはANIMAのシンジ君とアスカが大好き。

最近の記事

部屋にはエヴァとスパロボと私

「新世紀エヴァンゲリオン」がテレビで放送された1995年当時、自分は小学生から中学生の端境の時期だった。  社会現象にまでなり、アニメに興味がない人でも知ってるくらいの伝説的なアニメ作品を主人公たちと同年代の目線でリアルタイムで観られたのはとても幸運なことだったと思う。  特にTV版後半や劇場版の重苦しさと難解さは、脚本や作画・SFなどのいろんな要素が奇跡的にうまくミックスされてたくさんの人を魅了したのだろうけど、今振り返ってみると、なんというか、ものすごく言いにくいのだけど

    • 「公式が言ってるだけ」問題

       映画やアニメ、漫画などの監督・著者インタビューを見て、ショックを受けることが昔よりも増えたなと思うようになった。  ネットやSNSが当たり前になって、作り手の人たちの制作秘話が目につく機会が増えた。良いことだと思う反面、嫌だなというか見たくなかったなと思うのは、自分との解釈違いが発生する場合で、特に「カプ厨」を自認する自分としては、好きなキャラクターの話などは流れてくると大きなダメージを受けることが多い。  自分と作り手の人たちとの見解が大きく異なる場合、自分は作品自体の

      • 純愛バカの戯言「ガンダムSEEDFREEDOM」

        「無限のリヴァイアス」をリアルタイムで観ていた流れから入り、無印の頃から大好きな「ガンダムSEED」。アムロとシャアの所謂「宇宙世紀」と並ぶくらい好きになった唯一のシリーズで、キラもラクスもアスランもカガリも大好きだけれど、ここまで愛や恋や個人をテーマにした劇場作品に仕上がっているのにはかなり驚いた。  無印で辛い目に遭いすぎなキラは頼むからもう幸せにしてやってくれよ勢の自分としては、種自由小説版で、 〝誰に知られることなく、どこかこの世界の片隅で、ひっそりとキラと静かに

        • 純愛バカの戯言「同級生」

           学生時代に脳破壊された作品で「同級生」というゲームがあったことを思い出した。  高校生の主人公を操作して意中の女の子と仲良くなるという、いわゆる「恋愛アドベンチャーゲーム」のパイオニア的作品で、シナリオと音楽がいいという話を聞いてプレイしてみることにしたのがきっかけだった。ライトノベルから小説に入った影響か、純愛が大好物のロマンティックが止まらない阿呆なので、恋愛小説や漫画にやたらと傾倒していた時期だった。  誤算だったのは、この作品が元々18禁のパソコンゲームだったこと

        部屋にはエヴァとスパロボと私

          推し活から考える「シン・エヴァ」

           興行収入100億円からの円盤売上「Q」58万枚→「シン・エヴァ」15万枚の大幅減については、面白い現象だなと興味深く見ていた。  公開から達成まで120日もかかったことや、終映ラスト付近で薄い本の特典配布で不自然な20億円のジャンプアップがあったとしても、興行収入100億円は凄いことだし、この時代に円盤が15万枚売れるだけでも充分凄いことだとは思う。サブスク配信があったんだから、円盤が「Q」の時ほど売れるわけがないという意見も一理ある。  一方で、「Q」から「シン・エヴァ

          推し活から考える「シン・エヴァ」

          『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』個人的まとめ

          読んでみた個人的な感想です。 他の方の作品への思い入れを咎める意図は一切ありません。 ◾️全体の印象 ・「客観性はない」とわざわざはじめに書いてあるので、書いてあることをそのまま鵜呑みにはできない。 ・社会現象にまでなった作品のラストを完成させることがどれほど大変だったのかは伝わってくるし、その重圧はよくわかる。だから色々あったけど完遂したんだから褒めてほしい、という書き方が散見されるのは、よくわからない(業界やファン向けの本だからそれでいいのかもしれないけど)。それを言っ

          『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』個人的まとめ