ハカセとあたし 正誤病者のうつうつ是好日
このまま溶けてひとつになりたいな
と言ったら
それはまだもったいないよ
私ときみの違いをもっとわかりあいたいから
とハカセは言った
迎合するのが愛だと思っていた
違いを楽しみたいって、ハカセらしい笑
腕枕の彼の体をまさぐる
逞しい腕、胸、ちょっとぽっちゃりしてきた
お腹
虐待の傷跡
ひとつにはなれなくても、ぎゅうっと抱きしめて
ふたりの隙間をなくしたいと思った
愛がなんだか知らないけれど
愛おしい、と思った
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