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23.10.20中国インバウンド 回復鈍い 外交解決待ち

コロナ前の90%までインバウンド回復

 10/18観光局(JNTO)より9月訪日観光客数がリリースされました。総じて観光客数はコロナ前にほぼ戻りつつありますが、内訳によると中国の回復が非常に鈍い傾向にあります。

韓中の訪日客数の回復に大きな隔たり
要因:反日感情の改善(韓)/悪化(中)
JNTOサイト
https://www.jnto.go.jp/statistics/data/visitors-statistics/

 体感では都内エリアや百貨店、観光地は混雑しており、中国人観光客も目立ちます。
 中国は不動産リスクに伴い、個人所得が減少し消費が低迷、併せて原発処理水に絡んだ反日感情の煽りを受けて中国から日本への観光客数が伸び悩んでいます。
 中国の住宅価格は77%の都市部で下落、国策で住宅ローン優遇を進めるも改善されません。さらにはロシアとの協力体制を強化、ロシア産の原油を買い支える代わりに台湾統合の支持を得るも、世界的な脱中国の潮流にあらがえず、経済はさらに失速する事が見込まれます。

中国情勢&国内の不動産リスクにより株価下落

 当面、中国関連株および中国インバウンド効果は見込めません。脱中国を見据えた経営戦略、たとえば国内回帰(国内向け設備投資)あるいは中国→インド&ベトナム向け工場移転&販売先の開拓など供給網と売上の両面でのチャイナリスクを回避(事業転換)する外需企業が持続的な成長企業として期待が持てます。

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