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24.4.27今後の株式相場の節目3点 利上げ/決算/米中関税合戦

利上げの時期の背景に選挙の思惑あり

 日米金利差の拡大に伴い円安が加速しています。要因は2点、4/26日銀の緩和維持、米国のインフレ再燃による利上げ時期の後ズレ(9月以降)&回数1回へ変更です。
 さらに日本は選挙が絡んできます。利上げは国民の借金増になるため選挙に不利です。4/28補選6/23国会会期末(野党の解散衆院選の要請)、9月自民総裁選を節目に岸田政権は日銀に利上げを牽制します。自民党が強ければ選挙⇨株高⇨利上げ⇨株安が想定されます。

決算(5&8月) 四季報発売(6&9月)

 今後の決算と四季報の時期に注目です。特に5月決算は来期(25.3)の新しい業績見通し、そして8月は事業改革(賃上げ/新戦略)の成果が確認できます。

5月決算シーズン
来期(25.3)見通しチェック

 一方で決算翌月に発売の四季報は企業決算を踏まえて記者の取材力を活かした独自の見通しがサプライズになります。独自増額や会社より強気な業績見通しは有望株の証しです。

5月決算シーズンに伴う利益(EPS)変化に注目

米中関税合戦の再来に伴う株安危惧

 中国が報復関税を発動させる関税法を成立させました。米国が中国産の廉価な鉄鋼に高い関税を課した事の反発です。2018年のトランプ&習近平の関税合戦時は大幅な株安の下落トレンドを起こしました。4/26米中の外相会談後の中国の動きに警戒です。

月足 日経平均株価
2018年8-12月 米中関税戦争
株下落トレンド

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