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中学でのいたずら

高校時代の「黒板けしのいたずら」や小学時代の「そろばん教室でのいたずら」を書いたけど、中学時代には「椅子引き」や「椅子の上に画鋲」いたずらがあった。

黒板けしのいたずら

「椅子引き」とは、教室の悪戯としては定番の、座ろうとしている人の椅子をサッと引いて転ばす悪戯。本当に転ぶ人もいたけれど、殆どの場合は転びそうになって「トトト」とよろける程度。僕はやられる方だったが、案外運動神経が良かったのか、それとも察知能力が高かったのか、引っかかることがなかったのが自慢だ。

話は逸れますが、そんな運動神経の良い僕なのに、大人になってから「椅子引き」に似た 体験をしたことがあります。

ある日の事、私はいつものように瞑想しようと思いました。瞑想には個室が一番。そして座ろうと、腰を下ろすと、どんどん、止まる所を知らずに落ちていくではありませんか!
ああ~! 地獄に落ちていくウー!

私は無意識のうちに便座を上げていたのです。いや~、本当に死ぬかと思いました。

この話をすると、皆にバカにされました。「同じ経験ないの?」と聞いても誰一人「ある」と正直には言わないのです。しかし、別の場所でした所、一人の若い女の子が「私もあるー!」と語ってくれました。「同類相憐れむ」ではありませんが、その子がとても素直で可愛く見えました!

ま、余談はこのくらいにしますが、中3の頃、椅子の上に画鋲を置く奴が現れました。画鋲は小さくて、椅子の色に似ているため、置いてあっても気づきにくく、引っかかる男性が続出。僕のお尻も「チクリン!」やられました。男にだけやっていれば良かったものの、調子づいた彼らは、つい女子の椅子にも置いたのでした。

これを知った担任は、悪戯した男性3名を前に並ばせ「それは悪戯じゃなく傷害だ!」と激怒。(確かこの時だったと思いますが)「歯を食いしばれ!」と鉄拳を飛ばしました。

「歯を食いしばれ」


偉そうには言えませんが、悪戯はほどほどにですね。以来、「椅子引き」の悪戯も消えました。


悪戯で思い出すのが、大変余談ですが、大人になってから僕は大きな悪戯をしたことがあります。それは2005年(H17)8月7日、東京プリンスホテルで開かれたダンススクールタマキの20周年記念パーティーでの事でした。

前の晩、「20周年のお祝いに、何かサプライズをしようか」と妻にアイディアを話したところ、即座に「そんなこと、できないでしょ!」と大反対されましたが、丁寧に構想を話すうちに妻も段々その気に…。構想とは次のようなものでした。

  • パーティーの最後で玉城先生とゲスト全員がフロアに揃っている最後の最後の所で所で突然停電にする。

  • 玉城先生もゲストも知らない予定外のハプニングに驚く。知っているのはテーブルに座っているお客様たちと司会者、そしてホテルの関係者のみ。

  • 照明が落ちた真っ暗なフロアに、ローソクに火を灯した20周年記念のケーキを運んで「おめでとうございます!」と言う。


その夜、全テーブルに向け「全責任は私が持ちますのでご協力をお願いします」と書いたメッセージカードを作成。翌日は早めにホテルについてケーキの注文。そして、パーティーが始まってから会場の責任者に構想を打ち明けました。責任者の方も最初は「そのようなことは…」と断ってきましたが、徐々にその気になり、次にはこんな風に(↓)積極的に協力して下さることに(笑)!

「では、照明を落とす時は私に合図を送って下さい。私から照明に指示を出す。それでいかがでしょう!」
「それから、ケーキは手で運ぶより、このようなカートを用意いたしましょう!」

それから、全テーブルを回り小声で説明して協力を仰ぎました。次に、司会者にこっそり計画を話し、「電気が消えたら、『照明のトラブルが発生したようです!」とかなんとか説明するよう依頼。予想外の出来事で先生もゲストも「停電なのに司会者が話せるのは変だ」と冷静に分析できないと踏んでいました(笑)。

これがその時のシーンです。悪戯を仕掛けた方としては、消灯からケーキを運ぶまでの時間がとても長く感じられましたが、こうしてビデオを見るとほんの数十秒の事でした。

このサプライズは見事成功し、玉城先生はケーキを運んだ妻に「お前達か!」と笑ったそうです。協力して下さったホテルの関係者の方々も大喜びしていました。

これが私の人生最大の、数百名を巻き込んだ悪戯でした。ふるさと紋別の思い出じゃないけどね…(笑)。

(まこと)

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