小川秀人

博士(情報科学) AIソフトウェアのテスト - 答のない答え合わせ [4つの手法] (…

小川秀人

博士(情報科学) AIソフトウェアのテスト - 答のない答え合わせ [4つの手法] (リックテレコム社) 土台からしっかり学ぶ - ソフトウェアテストのセオリー (リックテレコム社)

最近の記事

23年度のまとめ

本年度の社外露出のリスト(網羅している自信なし) 4/14 共著書「土台からしっかり学ぶーソフトウェアテストのセオリー」 発刊 8/22 情報処理学会 賛助企業との交流会 司会 9/1 情報処理学会 連続セミナー2023 ソフトウェア工学の新機軸~データとAIによる変貌 コーディネータ 9/8 ソフトウェア品質シンポジウム(Sqip) 企画セッション「AI搭載プロダクトの品質保証に関する国内外の動向と検証技術」 講演 9/13 情報処理学会 連続セミナー2023 ソ

    • Claude3に「かめはめ波発生装置」の特許明細を書いてもらった話

      高木浩光先生が「Claude 3に判例評釈を自動生成させてみた」という話を書いているのを読み、これはなかなか良いなと思い、自分も慣例的なフォーマットがある文章を作らせてみたいなと。 https://takagi-hiromitsu.jp/diary/20240313.html では、自分が関わりがあって癖のある文章はなんだろう?と考えたら、やっぱ特許明細、明細書をAIが書いてくれたら、これはかなり喜ぶ人は多そう。 でも、実際に発明したアイデアで試すのは問題になりそうなので、

      • ClaudeさんとChatGPTさんとGeminiさんに会話してもらった話

        Claude3がGPT-4を超えたとか、日々の進歩が止まらないAIさんたち。 だったら直接会話してもらおうということで会話してもらった話です。 お?APIを叩いて会話させる話かな?と思った人、ごめんなさい。 そういう技術的な話はありません。 私が間に入って相互にコピペしただけの話です。 結論としては、みんな賢くなって、ツマラナイ奴になったなぁ、です。 AIさんたちが悪いわけじゃなくて、ハルシネーションがぁというツマラナイことをいう人間のおかげなんですけどね。 以下は、

        • 神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(国語編)

          英語編では文法問題はバッチリだったものの、長文読解などはほぼ全滅だったChatGPTさん。日本語は英語ほど得意ではないにせよ、漢字の読みや文法問題はいけるでしょう。 終了

        23年度のまとめ

          神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(英語編)

          数学編に続いて英語編です。ChatGPTは英語は得意な印象があります。翻訳などかなり助けてもらってますしね。きっと良い結果がえられるでしょう。 注目の結果は… 23点でした!! え? まずは解けた問題の例です。文法穴埋め問題ですね。これは間違いなく得意な分野だと思って良いですよね。 文法問題は得意だと思われるのですが大問ごと落とした問題があります。 作った文は合ってるのよ。 でもね、答えるのは3番目と5番目の文字なの。 ここへ来て数を数えるのが苦手な特性が出てしま

          神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(英語編)

          神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(数学編)

          昨日、神奈川県の公立高校入試がありました。問題と解答がいろんなところに公開されているので、ChatGPTを試してあげました。問題用紙の画像をChatGPTにそのまま渡すという、優しくない方法です。 まずは数学編です。 結論から言うと、得点は31点でした! 大問が6問ありますが、うち4問は図形やグラフを読み取らないと解けない問題なんですね。これらは全滅です。途中でChatGPTさんがネットワークエラーを起こして発狂するくらいに壊滅的でした。この時点で61点を落としています

          神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(数学編)

          ChatGPT と Suno.aiで曲を作る話

          ChatGPT がリリースされてからずっとやってる遊び、つまり一年間やってる遊びがあります。それは嫌なことがあったら、それをビジュアル系風の歌詞にして笑い飛ばす、というものです。 先日、某ウイルス性の病気で発熱して、体温が上がったり下がったり。そんな時はChatGPT です。 そうすると、すかさず歌詞を作ってくれるわけです どうせなら曲もと思い、いつもならChatGPT にコード進行を作らせたりするのですが。 Suno.aiという作曲AIが凄いという噂なので試してみまし

          ChatGPT と Suno.aiで曲を作る話

          GPTsでプレゼンを作ってみた話

          前回、GPTsで作ったオリジナルGPTをいくつか紹介しました。 そこでは紹介しなかったのですが、QA4AIガイドラインを知識データにしたQA4AIチャットボットを作ってみたりもしています。 https://chat.openai.com/g/g-nduWZNDTn-qa4ai 試すには、ChatGPT plusの契約が必要です。。。 これが結構いい感じで問い合わせに答えてくれるんですね。 ということは、AIプロダクト品質保証ガイドラインを紹介するプレゼンをChatGP

          GPTsでプレゼンを作ってみた話

          GPTsでGPTを作って遊んでみた

          noteを始めると言ったのに数か月放置していました。。。 明日から頑張ります、もしかしたら 最近はOpenAIのGPTsで変なGPTを作って遊んでいるのでいくつかご紹介。 いずれも利用するためにはChatGPT Plusを契約している必要があります。 素人教授 https://chat.openai.com/g/g-Yd487sL0t-su-ren-jiao-shou 学会でお馴染みの「この分野は素人ですが…」「素人質問で恐縮ですが…」と言いながら専門的な質問をして発表

          GPTsでGPTを作って遊んでみた

          ソフトウェアテストとか品質とかのおススメ本(選定は書店任せ)

          先日、出張ついでに丸善日本橋店さんに立ち寄ったところ「ソフトウェア品質工学」コーナーに並んでいる書籍がさすがの品揃えでした。「ソフトウェアテストの本をオススメしてください」と言われたら、この写真をそのまま渡して「ここからここまで全部買いなさい」と言えるレベルです。というわけでシェア。 なのですが、写真だけではメンドクサイと思うので、以下にテキストでリストしておきます。OCRで読み取って手動修正しました。なんとなく近いものを寄せるように並べ替えましたが、順番に意味はありません

          ソフトウェアテストとか品質とかのおススメ本(選定は書店任せ)

          ChatGPTと科学哲学

          ChatGPTをはじめとする生成AI(Generative AI)は、世界中のコンテンツを学習し、ユーザからの問いかけ(プロンプト)に対して、統計的な手法に基づいて出力を決定しています。そこには知性(Intelligence)や意識(consciousness)があるわけではありません。いわば模倣をしているだけですが、まるで知を再構成しているようにも思えます。 近年の"AI"に対しては、その技術だけでなく、著作権やセキュリティ、プライバシー、倫理など様々な観点から議論がなさ

          ChatGPTと科学哲学

          noteをはじめることにしました

          私の個々の考えや試行錯誤の記録を綴ることに決めました。これは、私が所属する組織とは一切関連なく、純粋に私自身としての見解や経験を共有するための試みです。残念ながら、私は持続力には自信がありませんので、更新のペースは不規則になるかもしれません。それでも、ぼつぼつとこの記録を続けていきたいと考えています。 なお、この文章は、ChatGPT plusによる確認と編集を経てお届けしています。

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