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江戸の伝統技と明治のモダンとアイヌの文化

2024年3月某日
【江戸東京リシンク展】
旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合 

国立アイヌ民族博物館 プンカラ協働展示
「アイヌの建築と工芸の世界 -チセ、マキリ、アットゥシ-」
国立近現代建築資料館


本日は2本立て。
どちらも個人的にグッとくるテーマ。ジャンルは全く違うけど。
伝統工芸の技とアイヌ文化と。

旧岩崎邸庭園から国立近現代建築資料館はすぐ。
むしろ以前、国立近現代建築資料館だけ行こうとしたら、わかりづらい上にたどり着くまでの道のりが長くってビックリした。
不思議な立地だなあ。

とにかく興味津々2本立てがこんな近くでやってるなんて、気づいてよかった~
江戸東京リシンク展は期間が短いのでさっそく行ってきた。


●江戸東京リシンク展
 旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合 

【江戸東京リシンク展】のディレクターは舘鼻則孝氏。
ガガさんも履いたヒールレスシューズのインパクトがすごくってデザイナーのイメージが大きいけど、現在はアーチストとして活動しているそう。

江戸東京リシンク展は今回が3回目の開催。
江戸東京きらりプロジェクトの活動の一環らしい。

三菱財閥を築いた岩崎家のお宅。洋館の設計はジョサイア・コンドル。
三菱とコンドルというと丸の内周辺のイメージが強いけど、お宅は池之端だったのね。

暖炉の装飾までもがいちいちかっこいい


外観も内装も当時のまま保存されていて、さすがのしつらえ。

そして天井と壁紙が素晴らしい
展示とともに、上とか横をめっちゃ見ちゃう
眼福。なんかええもん観られたわ~って気分になった


玉虫色の紅、木目込み人形


江戸切り子、江戸小紋、刃物


太鼓、雷神の雷鼓がイメージ


サンルームで組紐


デザインのバリエーションが豊富 組み方でいろいろ表現できるんだなあ


館鼻さんといえば、のヒールレスシューズ
組紐とのコラボこれを手で編んでるってすごいなあ~飾り結びは「吉祥結び」とのこと


扇子と団扇と版木 粋だねえ
こちらは現代のセンスの扇子
金唐紙 旧岩崎邸庭園の内装にもふんだんに使われている
金唐紙金唐紙の屏風と壁紙 どちらも美しい
金唐紙仕様のヒールレスシューズ


和館では江戸組子の展示


和館を出たところ
いや~こんなデカい石、よく集めたな~ってふと思った



●アイヌの建築と工芸の世界 -チセ、マキリ、アットゥシ-

あえて事前にあまり調べずに観にいった。
国立アイヌ民族博物館をはじめとした博物館の所蔵品が、東京の国立近現代建築資料館に集合~

チセはアイヌ語で家屋、マキリは小刀、アットゥシは樹皮衣
生活にまつわるあれこれが展示されている

カムイにお酒を捧げるための道具 
模様がそれぞれ違うんだなあ平べったい木製の棒イクパスイで注ぐ



アットゥシ 
魔除けの模様?先っちょがとんがってる刺繍 本当にとんがってる
マキリ かっこいい それぞれの模様に意味があるんだろうなあ 
とてもアイヌらしい柄
ござが素朴でなんかいいんだよなあ
アットゥシ アップリケ部分が多い 地のストライプとのバランスがおしゃれ
アットゥシ こちらは全面にアップリケ さらに襟袖口裾の赤が効いてるう
熊が鮭をしょっている 熊がいい顔してる


チセ こちらは模型

会場内でチセを作る過程が映像に流れていて、ついついずーっと観ちゃった。
すべての工程が人の手でおこなわれていてビックリ。
まあ昔はどこもそうだったんだけど。
建材を集めるところから、あらゆる過程でカムイへ祈りを捧げながら進める。
祈りはコミュニケーション。

チセ=家屋をフィーチャーしたのは国立近現代建築資料館ならでは。
東京国立博物館の常設展示にはあるものの、まとまったアイヌの展示を観るのは初めてかもしれない。
北海道を訪れることがあれば、その折にはもっとアイヌの文化に触れてみたいなあとさらに興味をかき立てられたのだった。

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