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《古代怪事件》インカ帝国の見せしめ


チリの遺跡で発見した頭蓋骨たちには穴が空いていた。
その頭蓋骨は墓とは別の場所に置かれていた。ゴミのように。
4つの頭蓋骨を調べてみたところ、頭蓋骨の主は全て若い女性だった。
研究当初は治療のために空けられた先頭術のものだと思われたが、死後に空けられた穴であるということと、かなり強い力で空けられたものであるということから、治療のものではない可能性が濃厚になった。当時はインカ帝国が支配していた。
生贄という見方もされたが、それだと頭蓋骨の穴の理由がよく分からない。
仮説としてはインカ帝国が見せしめのために女性たちの生首を民衆の目につく場所に晒していたということが考えられる。

ディアギタ族という民族は支配下に置かれていたが、氾濫が少なかった。その理由がこの晒し首によるものの影響が考えられる。
頭蓋骨の状態から、晒し首になった女性たちは栄養失調の状態で処刑されたことが見て取れる。

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