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漫画倶楽部に参加した

人生で初めて漫画を描きました。(そわそわ)

参加したイベントは、こちら。

漫画家のこしのりょうさんが、漫画は誰でも楽しく描けることを伝えていきたいと、開催しているイベント。

漫画家を目指している人、漫画家にあこがれていた人、私のようにただ漫画が好きな人、などなど。子どもたちも一緒に、漫画を描きました。

もう、一週間まえのイベントなのだけれど、自分が漫画を描いたという経験に、なんでだか、まだあまり実感がないんだよね。「漫画」と言っていいのか?とつい考えちゃうからかな。(もっとできたんじゃないの? は私の癖)

また機会があれば、漫画らしい表現に挑戦してみたいなと思っている。(どーん!!みたいなやつ)


ちょっとだけ、この日のレポートを。

漫画のテーマは「うれしかったこと」

参加する前からうれしかったことを考えていたんだけど、「うれしい」ってどんな状態だったんだっけ? がまとまらないままネーム作りに…

「ネームをつくる」って言葉にするだけで、くすぐったくなるような、はにかみたくなるような…。 いちいちくすぐったい、漫画家気分です。

ネームを作りながら、漫画家のかおりんにも相談にのってもらって、どこから見せるのか、どこが一番の盛り上がりなのか? みたいなものも考えて、下書きの作業へ。


しかし、頭の中に描く構図と、自分の画力は一切比例しない。
頭と手元の現実が噛み合わない。

「この角度の」「この感じの」「この表情は」「この流れは」

もう、頭の中にある「このシーン」をが書けたら、ここは進めるのに・・・ と、手が止まること数分…


漫画家のやじまけんじさんが「どうですか~」と声をかけてくれたので、自分の描きたいイメージの写真を見せて相談してみたら…

もう、びっくり。

あたりまえだけど、目の前には描きたかった絵が現れてた。

私の頭の中!!!!!これ!!!

このシーンは、自分の目で何度も見たこともあって、頭の中には鮮明に残っている映像なのに、絵に描くことは全然できなかったんだよ・・・

びっくりと興奮が、止まらなくなってしまったので、

さっき考えて、描こうとしていたストーリーよりも、今、目の前で起こった「このうれしいこと」を書いてしまおうって、思ったんだよね…。

(これは、うれしいではなくただの興奮なんだろうか? と言ったら、同じテーブルだった秋月さんが、うれしくて興奮しているのだから、うれしいんですよ。と言ってくださったのも、うれしかったです。)

そこからは、ほぼ下書きは一瞬で、後はモーニングの原稿用紙に絵を描くこと(宇宙兄弟のファンです)

Gペンを使うこと(乾いてないインクを摺ってしまったことも、漫画家のあるあると言われて喜んでいました)を楽しんでいたら、あっという間に作画の時間は終わりました。



出来上がった漫画は、ストーリー展開などなく、エッセイ漫画とも言い難く、ただそこであったことをそのまま描いただけの作品になりました。(やじまさんの作品の”コッペくん”を想像より上手く描けたことは、とてもよかったです。)

それでも「わたし、漫画を描いちゃったよ~」っと、心の中でにんまりしまくっていました。

最後に、参加者の作品をみんなで読んでコメントを書いて、貼っていった。
優しかったり、シュールだったり、クスッとしたり、共感したり、感嘆したり、かわいいものもかっこいいものも、”うれしかった瞬間”をたくさん見ることができた。

他者と比べて、自分なんてと感じてしまうことが、日々本当にたくさんある私だけど、この日は”私は私のうれしかったこと”を書けたことを、何より大切にできたと思っている。(絵もストーリーももっと上手く描きたかったっていうのはもちろんある!)


ただ、漫画を書くことを楽しむ。

そのためだけに用意された、時間と空間が、私にその気持ちを最後に持たせてくれました。

引き続き、自分が楽しむ気持ちを大切に持っていたいと思っているよ。


本当にありがとうございました!!


ありがとうございます。ロックンロールと生クリームとマンガと物語に使いながら、自分の中のことばを探っていきまます。