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2012/3/11…私は、実に思うのである…そういう全く無名の人達に、とにかく真剣に対処している、こういうお医者さん達が一番偉いのだと。

土・日、だけでも合わせて、ほぼ10時間超は救急病棟に居たわけである。
土曜日、救急病棟の7時のニュースを書こうと思った。 
日曜日には、救急病棟の日曜日の夜と題して書こうと思った事は記述の通り。

さて、これは日曜日の事なのだが、私の左側2つか3つ向こうのベッドに、おじいちゃんが救急車で運び込まれて来たのである。
激しい眩暈(めまい)で立ってもいられない程の状態だったようである。
そこで、その眩暈を止める為の、まず薬を、注射を打つかなんかの説明をしていたと思うのだが、その後で、相手は耳の遠いおじいちゃんだからだろう…
お医者さんは、よく通る大きな声で…それほど激しい眩暈が起きる事として考えられる原因の一つ一つを問うていた。
体の中に銃弾が残っていたという事はありませんか?etc.etc.と…それは、一つ一つ、たくさんの質問事項だったが、一つ一つがすごい質問事項とも言えた。
そうしているうちに、私も、うとうととして来たのだったが、結局、そのおじいちゃんの激しい眩暈の原因が分かったようだった。
どうやら下肢に金属片が入っていた。
それが原因である。
そこで、親族一同が呼び集められて、その金属片を取り除く手術を為す事についての、同意書の許諾を求められていたのだった。

私は、実に思うのである。
天皇陛下を診るような医者が一番偉い医者なのでは決してなく、全く名もない無名の人…
そのおじいちゃんで言えば…私が言う所の一生働いて年収500万円以下の人であろうと、私は雰囲気的に推測できた。
そういう全く無名の人達に、とにかく真剣に対処している、こういうお医者さん達が一番偉いのだと。

2024/3/10 in Tokyo

 

 

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