見出し画像

れいわ新選組と参政党~支持者はこんな人たち?

れいわ新選組と参政党。ごく一部の層にウケる政策や演説演出、パフォーマンスで支持者の心をがっちり掴み、ニッチ市場で生き残る中小企業さながらの政党。

今回は支持者の姿を見ていきたいけど。あくまで個人の感想です。私見では、以前お話ししたように社会から孤立し、自分の居場所をそこに見つけた人たちということは言えると思う。そのうえで両党の支持者の違いを浮き彫りにしてみます。

なぜスピリチャルな政党に人は惹かれるのか?|ぶさいくジャンヌ (note.com)

れいわ支持者には境界知能が多いという指摘もある。政策も、お金は政府がばら撒くから心配するな、といった感じで驚きあきれるものでしかない(細かく言うと、インフレになれば通貨供給を抑制するというまっとうなものにも聞こえるが、これだとアベノミクスと変わらないし、支持者にはざっくりとおいしい話にしか伝わってないように思える)

今回の能登震災での一連の行動、提案にも、とうていこの政党に任せられないよ、というものでしかない。れいわ新選組幹事長の提言では、キャンピングカー20万台集めるとか、まるで少年漫画の主人公のようなアイディアを平然と出してくる。漫画のようにハッピーな結果にはならず、悲惨な現実になることは間違いない。

Xユーザーのれいわ新選組 幹事長 高井たかしさん: 「どうしてこういう大災害の時にできない理由を並べ立てる人がいるのだろう。れいわ新選組の「キャンピングカーを避難所に」の提案にも「どうやって集めるんだ」「どうやって車を運ぶんだ」などの投稿が相次いでいるが、キャンピングカーは全国に20万台もあるのだから稼働していない車も相当数あるはず…」 / X (twitter.com)

そんな漫画のような提案を評価するのだから、れいわの支持者のレベルも推して知るべしだろう。

いっぽうの参政党。ナチュラルオーガニックマダムというか、一見賢そう。でも、実は意識高いけど知力低い系の支持者が多いようだ。ワクチン、食品添加物、農作物、あれも危ないこれも危ない、政府に騙されないようにね、知識を仕入れてね、と言われ、トンデモ知識をつめこんでいくのが支持者の特徴でもある。

こうしたところはMMT理論でお金の心配なくなるぅ、と信じているれいわ信者にちかいものだが、カネを刷ればいい、という単純明快なれいわのそれよりはちょい複雑で、波動だの量子力学だの、小難しいワードを挟んで知識の詰め込みにいそしむところが大きな違い。参政信者はいろんなセミナーや会合で、参政党独自に開発した知識を吸収していくのだ。

かくして客観的には偏差値は下がり、主観的な偏差値は爆上がり。世間からはなんじゃありゃ、と思われながらも、私たちは知っている、わかっている、世間の人たちは無知。と、プライドだけは高くなっていきそうだ。逆に、れいわと違って他者に対してはあまり迷惑をかけなさそうなのが救い。他人は愚かな大衆としか見ていないのだろう。

次回、れいわ、参政と、左右のスピ政党の解説のまとめをします。そのあとは日本保守党、これまたれいわ参政と違った毛色のスピ政党。お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?