13.ヴァイオリンクラブ

  念願の(?)ヴァイオリンクラブに入った私は、買ってもらった¼のヴァイオリンを持って(ヴァイオリンは体の大きさによって買い替える)Mちゃんとクラブをやっている教室に行った。

若いお姉さんみたいなヴァイオリンの先生。

ピアノの鍵盤とは違い、ヴァイオリンの弦には音階が書いてないので、覚えるのが一苦労。
でも、お絵描き教室よりずっとずっと楽しい!!

私はピアノとヴァイオリンを毎日練習した。
そして、Mちゃんと一緒に弾いていた。

この学校には、中学と高校があるからなのか、文化祭がある。
もちろん、小学生の私達も参加できる。
当時は、文化祭の意味川っていなかったが…。

その文化祭の催し物として、ヴァイオリンクラブも、大きな部屋で演奏を披露する。

先生が
「まさえちゃんはすぐ覚えて弾けるようになっちゃうけど、Mちゃんはまだまだ練習が必要なの。
文化祭は二人で弾くことになっていたけど、まさえちゃんはひとりで弾いてくれるかしら?」

それは仕方ない。
ひとりで弾いてもいいよ。

低学年の私たちの出番は最初。
場所は広い音楽室…だったような…
お客さまがたくさんいて、壇上に上がって弾くわけではないから、緊張せずに楽しく弾けた。
たくさんの拍手をもらって、大満足!!
楽しかった〜!!

ヴァイオリンクラブに入ってよかった〜
お絵描き教室やめてよかった〜!!
こっちの方がずっとずっと楽しい!!

文化祭は前夜祭からあって、夜遅くまで開催される。
後夜祭では校庭に作られたステージで、お兄さんお姉さんたちのパフォーマンスあり、花火あり(私の記憶の中では)、小学生は親同伴であれば、夜遅くまでまで残っていいことになっていた。

夜遅くまで学校にいられるなんて〜
真っ暗な学校はめちゃくちゃミステリー!!
ワクワク感が止まらない!!

お兄さんお姉さんたちが、色々な催し物を計画して、とっても盛り上がる数日間。

小学生から高校生まで、同じ校舎にいる学校は、ちょっと不思議。(幼稚園は敷地内の、別の建物にある。)

私はクラスの女の子と高校生の校舎まで冒険したことがあった。大抵、午前中で授業が終わる、土曜日の放課後。
小学生の、しかも低学年の私たちから見たお兄さんたちは、ただのオジサンにしか見えない。

ジュースの自販機があったけど、小学生は買ってはいけない。
冒険しにくる物好きな小学生は滅多にいないと思うが、可愛がってもらえるし、まぁ楽しかったかな。

ちょっと話がそれました。

私は、ピアノ、ヴァイオリンの他にバレエ教室にも通うことになった。
背が小さくて、しょっちゅう熱を出すため、体が丈夫になって背が伸びますようにと、母が選んだのがバレエだった。

バレエ教室は吉祥寺にあった。
昔々…むかし…
吉祥寺は畑だらけだった。
そこに、お教室がたくさん入っている駅ビルができた。
なんの変哲もない白いビル。
その中にバレエ教室があった。

そこのバレエはモダンバレエで、よくテレビなどで見るクラシックバレエとは違った。
バレエは2年ほど通ったかな。
駅ビルが “ロンロン” というショッピングモールに建て替えることになったため、お教室が入っていたビルは取り壊されることとなり、私はそれを機に辞めることになった。

発表会も出たことがないし、トゥシューズも履いたことがない。
1年以上は通った気がする。

背が高くなったのかといえば…
バレエをやれば背が高くなるとは、言えないと思う。
みんな自然に大きくなるよ。

…続く……🎻

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