見出し画像

チームのガチ度はどのくらい?

こんにちは。転職活動をしていた時に印象的だった言葉があったので、それについて書いてみます。

とある会社で採用基準を聞いてみたところ、必ず受ける人の「ガチ度」を確認しているということを言っていて、非常に考えさせられました。

物事に取り組む際に、あからさまに手を抜く人と、標準的にこなす人と、本気でやる人っていますよね。

そして、本気でやっているつもりの人の中でも、その「ガチ度」は大きく異なっているため、会社が考えるガチと、その人の考えるガチが、ちゃんと一致しているかをしっかり確認するということでした。

これ、本当に何するにも大事なことだと思うんですよね。ベンチャーやスタートアップみたいな組織においては、全員ガチガチの人材で固める必要があると思うんですが、たいていの大手企業は7割くらいの人は全然やる気がありません。

そして、やる気がある人の中で、ガチ度が他社でも通用するようなレベルの人はごくわずかで、私が思うに5%いればいい方です。

プロジェクトを進めるにあたり、7~8人が部署を跨いで集まれば、そのうちやる気があるのは2人くらいで、あとは”言われたから来ました”というスタンスなのが標準的な日本企業の実態だと思います。

この「ガチ度」の温度感をずらさないことって、本当に大切で、これがしっかり噛み合っていないと進捗管理もできないし、コスト管理もできないし、仕事を頼んだ時の品質もコントロールできません。

意識高い界隈の人と話していると時々忘れそうになりますが、世の中はめちゃくちゃ働いて世界を変えてやろうという人ばかりではないのです。

むしろ些細なこと(彼氏と洗濯物のことで喧嘩したとか)でネガティブになって急にアウトプットが不安定になったり、最低限の仕事をしてさっさと家に帰って趣味のことをしたいため、自分に都合のいい人の言うことしか聞かなかったり、何かの発売日のために重要なアポイントをすっぽかしてしまったりするのが、普通の人たちなんですよね。

これが良いか悪いかはまた別の議論として、とにかく現状の多くの日本企業において、プロジェクトに参加している人がどのくらいの「ガチ度」で臨んでいるのかを丁寧に確認しておくことは非常に重要です。

私自身は実際これに気づいてからだいぶ円滑に仕事を進められるようになりましたし、気づかずに崇高な理念と意志だけで進めようとしている人は協力を仰げず滞ってしまいます。

チームプレイをする上で、ひとりひとりの個性も大事ですが、ひとりひとりのガチ度も確認してみてはいかがでしょうか。

今回はここまでです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?