背中を押してくれたのはやっぱり推しだった話

当日からは少し時間が経ったけど、以前のnoteで少しだけ触れていた”趣味に関する挑戦”が無事に終わった。



その世界に足を踏み入れたのは、遡ること(ピー)年前の学生時代。
割と飽き性な私にしては長く続いている趣味。
長く続けてたけど、今回の挑戦は全く初めてのもの。
と言うより自分には無縁の世界だとずっと思っていたので、何だったら『まさか私がそれに挑戦する日が来るなんて…』と今でも思ってる感じでしてねぇ。

肝心の結果は『今の実力を鑑みても上々な”それなり”』だったし、「今回の経験を糧にして~」なんて言葉はまだまだおこがましい気がしてるけど、人生で初めての事に挑戦したという意味では本当に良い経験をさせていただきました。






などとそれらしい事を言うとりますが、練習期間中は正直なっかなか全力出して向き合う事が出来なくて。


以前のnoteに書いたように赤坂サイファーをはじめ色んなタイミングでその都度やる気スイッチは押されたものの、中途半端に高いプライドのせいで「でもこれ…本気出した結果がボロボロやったら目も当てられんよな…」とかね、考えなくていい事ばっかり考えてしまってて。
テスト勉強しないといけないのに部屋の掃除始めちゃって、ボロボロだった点数を掃除のせいにして言い訳する感覚に近かった。



一方で、めちゃくちゃ悩んだ末に挑戦するって決めたからその決意を無駄にしないよう努力したいと思ってたし、努力するつもりだったのも紛れもない事実で。

”絶対にやらないといけない事”ではないので、ぶっちゃけ途中で「すんませんやっぱやめまーす」と放り投げて逃げる事だってやろうと思えば出来たけど、それだけはしたくなかった。


中途半端なとこで投げたくないし逃げたくない。
でも全力出して己の実力が晒されるのは怖い。


練習しつつもそんなジレンマに陥っていた最中の8月2日、推しであるすゑひろがりず南條殿の日記『南條記』に書かれていたある部分を拝読し、衝撃を受けた。

昔から自分の中では目立ちたがり屋の一面と、もう一方では脇役根性というか「いやいや僕なんて、、」という精神がある。

謙虚さとはまた違う自信の無さ。

それは心の底では必要かもやけどスポットライトが当たる場面では要らない。

https://note.com/nanjoki/n/n7dd983a11034


この文言が目に入った瞬間、心臓が跳ねた。



『ここに書かれているのは私の事だ』


もちろん、南條殿が仰る事がそっくりそのまま私の感覚に当てはまる訳ではないのも分かっている。
ただ「注目されたいけど目立ちたくない」という相反する感情が自分の中にあるのは子どもの頃から自覚していたし、たまたま推しが(私なりに読み解いた結果、)私と近しい(と思えた)感覚を持っていて、言葉にしてくれて、正面からぶった切ってくれたという所も、私にとっては物凄く大きな事だった。


これがきっかけでようやく本気のやる気スイッチがオンになり、練習の手応えも以前とは明らかに違うものになっていた。
あれよあれよと言う間に迎えた当日は、南條殿の言葉と大阪宝船のエネルギー、そして宝船当日に私の元に来てくれたすゑひろがりずのお二人のエールカードを胸に本番に臨んだ。
(大阪宝船とエールカードの詳細は8/11の記事「大阪宝船のレポ的な話(前編/後編)」を参照)

全く緊張しなかった訳ではないけど(そもそも緊張ゼロなぞ無茶な話ですしな)、推しのお陰か、予想していたよりもずっと落ち着いている私がいた。
結果は先に書いた通りでしたが、趣味歴の中で初めて『あんなに練習したから大丈夫』と思える手応えを得られたし、『自分自身に向けて”練習よく頑張ったね”って言ってもいいんじゃない?』と初めて思えた日でした。




ライブの日程然りカードの引き然り、偶然とは言え、今回は本当に要所要所で推しに力を貰えたなと思う。

そして”どんなに格好悪かろうが泥臭くなろうが、自分で決めた事に全力で向き合う”と決意出来たのは南條殿のお陰です。
めちゃくちゃ一方的な御礼ですが、その節は本当にありがとうございました。
実現する可能性は物凄く低いやろうけど、いつか直接御礼をお伝え出来る日が来たらいいな。



以上、私の”小さいけど小さくない”ターニングポイントの話でした。
私にとっての大阪宝船のように、目前に迫った東京宝船が、誰かにとっての大きな力になりますように。
大成功を心より祈念しております。
では!

(投稿前の追記)
本日10月2日は三島殿のお誕生日! 41歳おめでとうございます!!!
凛々しいキメ顔も困った時のしおしおなお顔も好きですが、やっぱりあの優しい笑顔が大好きです。
どうか素敵な一年となりますように!!!

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