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6月のお気に入り曲

定期的にnoteを更新する、というきわめて小さな目標を掲げつつ、でもなんだかんだ忙しい、とかなんとか云うてる間に、あっちゅー間に、7月、なわけで、あー、そんなきわめて小さな目標すらも達成できない俺ちゃん、なんだか、やだねえ。
ぜんぜん更新できてませんでした。

ところで6月の生活をふりかえってみると、いつにもましてたくさんの音楽を聴いてたような気がします。そこで今回は、ぼくが6月によく聴いた曲をまとめてみることにしましょう。
5月の後半とか7月のはじめに聴いてた曲も含まれてるかもしれませんが、だれにもわからないことですし、ぼく自身よくわからないので、ま、いいでしょう。
ぜんぶで8曲。思いついた順に書いてます。

1.Frankie Teardrop / Suicide (1977)
いきなりこれかよ、って云われそうですが。
ぼくはどんなアーティストのアルバムでも前半(3曲目ぐらいまで)だけ聴いて「なんかちゃうな」って思ったらすぐに聴くのをやめちゃう悪い癖があるのですが、これはアルバムのほとんど最後のほうに入ってる曲だからほんとつい最近まで聴いてませんでした。ある日、作業用BGMぐらいのつもりでアルバムを通して聴いてたら、突然おぞましい絶叫が。「!?!?」となり、たいへんゾクゾクして、次の瞬間には「か、か、かっこいーーー!!!」となりました。

2.Seagreen Serenades / Silver Apples (1968)
ループもののミニマルなロックを自分のバンドで追求してる中で大きなヒントになった曲。テンポは速いけれどサウンドは暗い、不気味でありながらもキモチイイ、そんなつかみどころのなさが癖になります。
しかしこれ、とても1968年の音楽とは思えない!当時はそうとう革新的な音だったんじゃ、と思います。

3.Love Without Sound / White Noise (1969)
Silver Applesに影響を受けたバンドということで知ったWhite Noise。呪術的なポコポコしたドラムの音めっさ大好き。エフェクトがかかったボーカルや不規則に鳴る効果音、歌の背後で聞こえる笑い声などサイケっぽい要素が満載で、ぼくの好みのド真ん中。とても。

4.SATORI PART 1 / FLOWER TRAVELLIN' BAND (1971)
中学生のころからはっぴいえんど信者なぼくにとって、フラワートラベリンバンド(というか内田裕也)は日本語ロック論争における敵だったわけで、長年聴かず嫌いしてました。
いざ聴いてびっくり!超ブラックサバスじゃん!かっこいい!聴かず嫌いしてたのをけっこう悔やみました。内田裕也がはっぴいえんどにケンカをふっかけさえしなければ、も少しはやく聴いてたはずなのにねえ。

5.Tango Whiskyman / CAN (1970)
CANは3rdアルバム "Tago Mago" から5thアルバム "Future Days" が大好きでよく聴いてたのですが、最近になってそれ以外も聴きはじめました。その中でとりわけ気に入ったのが2ndアルバム "Soundtracks" 収録のこの曲。CANってサウンド偏重なのかと思いきや歌メロがポップで聴きやすい曲が多いんですよね。この曲は特にそれが感じられます。もちろん演奏も最高で、最小限の音数でありながらも、おもしろいアイデアが詰まってます。

6.Brainticket PartⅠ / Brainticket (1970)
もともとサイケは好きなのですが、どメジャーなところ(ヴェルヴェッツとかビートルズとか)しか聴いてなくて、さすがにもっと聴かなきゃなあ~と思っていろいろ探してる中で出逢いました。
脳みそむきだしのアルバムジャケットからしてそうとう危険な香りが漂っているわけですけれども、もちろん音楽もそれに劣らず過激でヤヴァめです。サウンドの中心となっているオルガンと曲のいたるところに散りばめられたSEがぐっちゃぐちゃに混じりあって耳を襲ってくる感覚がほんとにたまらない!

7.Curse of the Witches / Strawberry Alarm Clock (1968)
せっかくなので、いろいろと聴き漁ったサイケの中からもう1曲。Brainticketがかなりドギツめのサイケだったので、やさしいサイケを。
この曲が入ったアルバムは、前半で紹介したSilver Applesの1stと同年リリースのよう。あっちが革新的なサウンドを鳴らしていたのに対して、こっちはいかにも60年代後半の音といったところ。けれども時にはこういうベタベタなのを聴きたくなるときもあるんです。イントロで鳴らされるベルの音なんてほんとに "いかにも" といった感じで、ほほえんじゃう。

8.Double Dare / Bauhaus (1980)
最後はポストパンク&ゴシックロックの巨匠・バウハウス。もともとそれなりに好きではあったのですが、最近ヘビロテしてます。
過剰な音作りのギター、変なリズムパターンをひたすらくり返すドラム、メロディ感の希薄なボーカルラインなどポストパンクの特徴がぎゅっと詰まった曲。ゴシックロックらしい退廃感もあいまって、イタさとクールさが混じりあった独特のかっこよさがあります。バウハウスはこれが入ったアルバムしか聴いたことがないので、もっともーっと深掘りしたい!

ってなところですかねー。



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