見出し画像

みっきーのリアル登山者の端書き#680『写真の枚数』

私の知り合いの登山者さんに、写真を撮るのが得意な方がいらっしゃいます。

その方とお話しする中で、今の時代で写真を撮ることが以下に恵まれているかをお話しいただいたことがあります。

今はほとんどの写真がデジタルカメラでの撮影となっており、内蔵したメモリには数百枚レベルで写真を収めることができます。

ですが、かつてのフィルム式のカメラではフィルム1本で20~30枚前後しか撮影することができませんでした。
更に登山の環境の中ではあまりたくさんのフィルムを持ち込むことができません。

なので登山で写真を撮るときは、かなり撮影のタイミングを吟味したそうです。

「今ここで撮るべきか、もっといいチャンスを狙うべきか」

山の風景は自然物ですので、天候も含めて刻々と様子は変化していきます。
その中でベストを見つけ出すということは、なかなかに難しいところです。

現在ではそんなことを気にせず、「思い立ったらとりあえず撮ってみる」ということができます。

逆に写真をあまりにもたくさん撮ってしまうので、最後にどのデータを残すかという吟味が発生しています。

結局のところ技術の変化・革新があったとしても、人が吟味を重ねることには変わりがないようです。
技術の発展が必ずしも負を解決するのか、幅広い目で見ることも必要なように思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?