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現実もちゃんと見る

買い物していっぱい荷物を乗せて
カートを押してたら
前方からグレーヘアーの壮年さんが
スマートフォンを触りながら
こちらへ歩いていらっしゃる。

目とスマホとの間はおよそ20cm。

どんどん近づく2人の距離。
駐車場までの通路は狭く
どうにかすれ違えるくらいなので、
ちと困った。
あれ?こっち見ない?
どっちに避ける?
うわー視線上げないー。

ついつい普通に
「見ぃひんのかーい」
って言っちゃったよ。

結局、その方はずっとスマホから
視線を外すことなく
私がズイーンと避けてすれ違った。

きっと以前の彼なら
視界の中に他者が入れば
視線上げ、軽やかに回避したのだろう。
だが今は視界が狭まった上
手元に集中するあまり
他者の存在ごと
彼の世界から
なくなってしまったのかもしれない。
(すべて個人の感想です)

そこで私は考えた。

「年齢を言い訳にしないチャレンジ」
も素敵だが(↑私がやりたいこと)
「加齢による心身の変化に気づく」
ことも大切だ。

   *    *    *    *    *

そんなことを考えながら車で帰路につく。
交差点で赤信号。
青に変わって、前の前の車がいなくなっても
私の前の車は動かない。

反対車線の右折車が2台通って行った。
躊躇いつつクラクションを鳴らす。

ちょっとみんなー!
周りみてね!
運転中は運転に集中、
歩行中は安全に歩行してよね。

そして私も気をつける。うん。

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