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ハイセンスな我が家の 習いごと事情②

目にとめていただきありがとうございます。

いつもハイパー☆センシティブ☆
高感度センサーだらけの我が家へようこそ!

ハイセンス ママです。

ハイパーセンシティブな我が子に
習い事を始めさせたいという想いを
ついに手放した母でしたが、

ひょんなことから転機が訪れます。

ハイセンスな我が子
ピアノを習いたいと言い出す

朝から晩までジョークばかり飛ばして
(自作の)歌ばっかり歌っていた上の人

ただ、私たち夫婦に疑念が…

これは、音痴というのではなかろうか…

園に通い出して習ってきた歌を
家に帰って歌うようになって

それは確信へと変わっていきます。

やばい…
反応してあげたいけれど、
もはや何の歌か わからない…

どこまでも上がってゆく音程
言葉の意味に引っ張られて
リズムを消した歌詞…

どうしたものかとうろたえておりましたら
本人から唐突に

「上の人ちゃん、ピアノやりたい」

テレビもyoutubeも見ない家です。
周りに音楽家もおりません。

何故、急に?ピアノ???

二つ返事で、といきたいところでしたが、
当時まだ2歳。

首をひねりながら様子をみることにしました。

どうやら本当にピアノを習いたいらしい

気分的なものかなと
親は思ってはいたものの
その後も折に触れて出てくる希望。

お隣さん(と言っても歩いて数分)のお宅に
幸運にも数年弾いていないピアノが
眠っていて

登園前や降園後に母と
弾かせてもらうことにしました。

1年間。

そうです1年経っても言っているので
これは本当に習わせようということに
家族会議で決定しまして

園からの帰り道にピアノ教室へ
(これがまたステキな先生♡)
週1ペースで通う事になったのです。

ついに上の人
習い事デビューです。

HSCと習い事

種類や目的にもよると思いますが、
HSCに習い事を推奨されている方は
多いように感じます。

我が家の上の人の場合も、

  • 本人が好き(らしい)

  • 雑音の少ない静かな環境

  • 個人のペースで難易度がすすむ
    (比較や競争ではない)

  • 本人の様子に合わせてくださる安心感のある先生

そんなことから、得意を伸ばすことで
自己肯定感・自己効力感の底上げの
一助になればとはじめてみました。

とても田舎なのに、ピアノの先生を
見つけることができたのもラッキーでした。

ふたを開けると

意気揚々と始まったピアノ教室でしたが、
何回か行った後は
さて

いつまで経っても弾きません。

色塗りやリズム打ちなんかは
ニコニコやっているのですが

鍵盤ハーモニカなんかも
引っ張ってきて弾くんですが

ピアノを弾きません。

高すぎるハードル

丁寧に話を聞いていくことでみえてきたのは
恐れ多くて あの美しいピアノに触れられない
という気持ち。

完璧に弾けると確信を持ててからでないと
先生の前で弾けないという気持ち。

初めから弾ける人なんていなくて
弾けるようになりたくて
その練習をしに来るのだから
ここで上手に弾く必要はないのだと

説明をしても

やっぱり自分の思うように
完璧に弾きたいらしく

ついに弾かなくなりまして

教室でへらへら笑って
(たぶん そんな自分の事も
 また許せないのでしょう)
はしゃいだりするだけに
なってしまいました。

お別れのとき

そんなこんなで
おふざけっ子になって数ヶ月

ついにピアノを辞める決心を
(親が)しました。

プレッシャーをかけることなく
ゆっくり本人の気持ちが追いつくまで
にこやかに待ってくださった先生には
本当に感謝です。

ギリギリまで やめたくはないと
言っていた本人も、

実際に話が動き出すと

虫取り(これから春に向かう季節)や
もっと違う遊びに今は時間を使いたいと。

実際、さらに1年経つうちに
興味がそちらに移っていっている様子も
ありました。


なので、とても すんなり。
こちらが拍子抜けする程に。

我が家では卒業というかたちをとりまして
1年ちょっとの期間を経て
初めての習い事は修了したのでありました。

何かをやり終えたかのような
我が子のなんと清々しい顔!笑

思い出の色

ひとつの楽しい居場所として、
細くても長〜く続けて欲しいと
母は思っていましたが

ピアノ教室は長くは続きませんでした。

スモールステップを
ずっとぐっとスモールに
設定する必要のある子どもだと
いうことも親自身わかりました。

ただ、ピアノに通ったことそして終わりが
本人にとって ほろ苦い思い出ではなく
嬉しい思い出として形成されたようで、
それはとても良かったなぁと思っています。

繊細な気質のお子さんも
そうでないお子さんも
きっと一緒ですよね。

我が家のこんな経験が
習い事に関して立ち止まるときの
どなたかのヒントになれば幸いです。


そうそう、おかげさまで
今では上の人が何の歌を歌っているか
すっかり わかるようになりましたよ。

下の人は音感・リズム感が抜群にハイセンス
上の人の微妙に変な感じの旋律を
完コピーしてくるので苦笑いの日々です。
やっぱり、生まれ持ったものってありますね。

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