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モンテッソーリ教育に出会ったきっかけは、子育ての迷い

わたしがモンテッソーリ教育を知ったのは、まだ第一子が産まれて間もない頃でした。

初めての子育てで右も左もわからず、ネットにはいろんな子育てについての情報が溢れていて、一体なにが正しいのかわかりませんでした。

当時の職場には、子育て中の女性がおらずリアルな相談をする相手もいなかったので、自分の子育てにまったく自信が持てませんでした。


そこでわたしは、こどもの発達や保育の事についてアカデミックな理論を学べば、何を根拠にいろんな子育て情報が出ているのか判断できるし、自分のやることに自信が持てるんじゃないか、という考えに達したのです。

育児休暇を利用して、通信制の大学で興味のある幼児教育や発達心理学などを勉強しはじめました。

そうしたなかで、シュタイナー教育やモンテッソーリ教育、レッジョ・エミリアといった有名な幼児教育方法を知り、それぞれどのような教育方法などを調べていくうちに、興味が深まっていきました。


特にモンテッソーリ教育は、日常生活の訓練を大切にしている点で、自分の毎日の子育てで試してみやすかったのです。

言い方は悪いですが、第一子である私の長女は、私の良き実験台であり観察対象だったんです。

(モンテッソーリで大事なのは、子どもを観察することですよね。)


ひとつひとつが教科書通り、と言いますか、長女はモンテッソーリの仮説どおりの行動を見せたので私は面白くてたまらなかったのを覚えています。


一発でできた!モンテッソーリ教示の効果にびっくり。子育てに前向きに。


特に、教示をする際のポイントです。

例えばボタンがけを教える時に、言葉で説明せずに「見ててね」と言って動作をスーパースローモーションで無言で見せる、という教示の仕方の効果には驚きを隠せませんでした。

だって、何度教えてもうまくできなかった事が、一発でできるようになるんですから。

いかに、言葉での説明が子供の理解の邪魔をしていたかということが身に沁みてわかりました。

教示の最中、子供は集中して食い入るように見るんですよね。

ほんとにこれもその通りだ、ということが長女への実験の数々で証明されたんです。

おかげで自分のなかの迷いがなくなり、自分はこうやって子育てしよう!という一本の筋が通ったわけなんです。

子育てに前向きになれた瞬間でした。

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