駒の紹介

　兵（卒）
日本で言うところの（歩）です。川の手前、一つづつ感覚を開けて、横に五つ並びます。
シャンチーは手前の陣地が赤、川を挟んだ向こう側の陣地が黒の字の駒です。で、手前の赤で書かれた駒には 兵 と書かれています。向こう側の駒は 卒 の駒を使用します。　必ず赤字軍が先手です。
動きは前に一歩です。でも川を渡ったら両横にも行けるようになります。
兵卒の駒同士が向かい合う、いわゆる二歩みたいのは無いようです。

　車（にんべんに車）
王様の並びの両端、日本将棋で言うところの 香車の位置（升目の中ではなく、一番端の角っこの交差線上）からゲームスタートです。
赤字軍はにんべんに車です。黒字軍は普通に 車 の字の駒です。動きは飛車と同じで、縦横自在に動けます。最強の駒です。

　馬（にんべんに馬）
車の横、日本の桂馬の位置（線上）に置きます。
赤字軍はにんべんに馬の駒を、黒字軍は 車 の駒を使います。
桂馬と同じく、一歩進んで斜め前に動きます。前後左右どっち方向にも行けますが、他の駒を飛び越えることは出来ません。だから進みたい一歩手前の交差線に駒があると そっち方向には行けません。
馬だから川を越えられます。（前回書いたように、馬は象に比べ軽いから船で運べる と言う前提で）

　象（相）
馬の隣に配置します。
赤字軍は相の駒、黒字軍は象の駒を使います。
斜めならどの方向でも二つ先に進めます。でも駒を跨いで行けないので、一歩先に駒があるとそっちには行けません。象は重たいので川を越えられません。なので防衛の駒と言えます。