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子どもに伝えたことは、いつ届くのだろうか

少し前に、ちょっとびっくりしたニュースが流れていましたね。
小学校6年生の児童が、同級生に93万円だまし取られたという、なんとも衝撃的なニュース。

子どもの金融リテラシーの低さが、問題なのかもしれないですね。

そして、このニュースから、私の過去の過ちを思い出したので書いてみたいと思います。


子どもへの金融教育

子どもへのお金の勉強ってしていますか?
私は、もう子育てが終わってしまったのですが、子育て中に子どもにお金の教育は全くしていなかったです。

今回のニュースは、やっぱり親子でのお金の勉強が足りなかったことも要因のひとつかもしれないですね。

家族の中でお金の話をする、例えば、タンス貯金についても、どういう意図で貯めているのか、どういうふうに使っていきたいと思っているのか、など、そんなことを親が子に話してあげる環境を作っておくことも大切だったんじゃないかって思うんです。

例えば、私が子どもにしていたのは、お年玉とかお祝いをこどもの通帳に入れていたので、「お年玉は、全部で〇万円もらったから、☆万円はお小遣いにして、◇万円はここに入れて貯めておくね。」という会話はしていた気がします。

ここで踏み込んで、お金とはどういうものか・・・なんて話ができていたら、ちょっとステキな親になれていたかもしれないですね。

このころの私は、私自身が、お金の勉強をしていなかったので、できるはずもありません。

それでも、子どもたちが大学生の時は、我が家の家計が大変だということを伝えていたので、子ども自身でやりくりを考えたり、長男次男は自分で資産形成などの情報をとりにいっていたので、少しお金のことは考えていたかもしれないですね。(三男はあまり興味がなさそうでしたが)

子どもへの金融教育って、やっぱり親が勉強しないとダメなんだなぁって思います。

大河内薫さんのvoicyでも、先日話されていました。ぜひ、聞いてみてください。

私が子どもの時の過ち

私自身、このニュースを聞いたとき、自分も同じようなことしたなぁ・・・って過去にフィードバックしてしまいました。

私が親のお金を持ち出して後悔していること。

たしか私が小学校5年生の頃だったかな。同級生の子に、「欲しいものをいろいろ、一緒に買おう。」と言われて、金額は〇百円くらいだったけれど、お金を頻繁に持って行かなければいけない状況になってしまったのです。

その子は、少しおませさんで、覚えているのは、脱毛ワックスを使ってみたいって言って、2人で購入して脱毛しあっこしたり。

今、思えば、何をしたかったんでしょうね。

私は、鍵っ子な上にお金もあまり持っていないし、困った私は、親の貯金箱から少しづつお金を持ち出したんです。入っているお金が外からみてわかる透明な貯金箱だったので、お金を持ち出すのが度重なると・・・。

しばらくすると、さすがに親も分かったようで・・・ある日、両親に呼ばれました。

「貯金箱のお金が減っているけれど、持っていった?」
「うん」
「なんで持っていったの?」

まず、理由を聞かれたのです。事実をそのまま伝えたら、両親は黙ってしばらく沈黙していました。

そして「もうしたらダメよ。」と言っただけで、怒らなかったんですよ・・・。
逆に堪えましたね。

そして、両親に感謝しましたし、自分が親になってみて、さらに尊敬しましたね。私なら、怒ってるなぁ・・・と。

ある程度の年齢になってから思い出したり、親になってから思い出したりして、自分の身にしみて感じることもありますね。

人が成長するということ

人ってどこで成長するかわからないなぁって思いませんか?

そして、それはコントロールできるものじゃないんですよね。

その時々で、真摯に向き合うこと。
その時その時で気付いたこと、伝えたいことを、言葉で伝えること。

それが、種まきのようになって、いつか、花が咲くタイミングがあるんだろうなって思います。

それまで、しっかりと待つ。
それが出来るかどうか・・・でしょうか。


それにしても、ニュースの小学生は、これを機に金融の勉強をして、お金に強くなっていけばいいですね!



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