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自転車天国下町

生まれも育ちも東京下町。
大人になってから、神奈川、東北地方にも住んだことはありますが。

数年前、町内会の行事で北海道から引越して来た方とお話ししたとき
「初めて来たときは、ここは中国かと思った」
と話していたことがあった。

まだ中国が経済的に発展する前で、中国=自転車で大移動のイメージがあった頃だったと思う。

そう。下町は自転車天国。
橋を渡る以外に坂道は存在しない。
舗装された道路を自転車でどこへでも行く。

道が平坦なので、歩くのも苦にならない。
隣の駅まで徒歩で。のつもりが気付くと自宅なんてことも。

花火大会がやたらと多いので、日程をうっかり忘れていても、花火の音のする方へ自転車を走らせれば夏は花火大会三昧。


花火問屋で好きな組み合わせで、お手頃価格で手持ち花火も買える。

お花見シーズンは、屋形船で隅田川のお花見も。


あとは、
飾らない。
気を遣わないけど気にかける。

商店街が元気だから、
お店の人と世間話ができる。
お年寄りにはいいと思う。


柴又は、寅さん像にしか会えないけれど
亀有は、こち亀の両さんパトロールに遭遇する事も。


東京の下町と言っても
人形町、月島、門前仲町、浅草辺りの下町と
柴又、亀有、立石辺りの下町では、人も雰囲気も違っていて

所謂、「粋だねぇ」の江戸っ子は、人形町、門前仲町、浅草辺りではないかと。
江戸っ子ぽさが以前より薄れてしまって、ちょっと寂しい。

そんな東京下町です。

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