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2050年には約44%が一人暮らしとなる日本社会。50代から備えが必要にハッとする。

朝イチ、テレビから流れてきた衝撃の事実。
思わず、食い入って見てしまいました。


少子高齢化が進む日本。
2050年には約44%が一人暮らしとなるという試算。
そして、その44%の半数は65歳以上が占めるというのです。

番組では「住まい」が主なテーマになっていました。

健康でない、自立できていない、などを理由に入居を断る不動産会社さんがあることは想像できます。
「上場企業に勤めていた人でも、自宅を売却し賃貸で借りようとしても高年齢を理由に借りれないこともある、ということも知られていない」というのには驚きました。

また、高齢での入院時や高齢者施設への入所時に起こる様々な課題への対応、葬儀や遺産のことなど死後に発生することは、一人暮らしの場合、準備が十分でないと自分自身も周りも困ることが多いことは想像できます。

「50代の段階で、自分が高齢になった時一人暮らしになることがわかっている人がいる。にもかかわらず、その準備をするための情報提供は社会の中で十分ではない。政治もこれに着手していない。暮らしの不安に対する就労支援や終の棲家の確保などの体制はまだまだで、やるべき」と、出演者のおひとり、放送大学名誉教授の宮本みち子さんが話されていました。

思わず、この問題が一気に自分ごとに思えました。
2050年というと、26年後、私は80歳。(きっと、まだ生きている)

私の場合、子どもが自立してやれやれ、とそろそろ自身の老後のことを考え始めていた昨年。思いがけず入院手術をきっかけに3ヶ月の休職をすることになりました。この経験を通して、この先の人生について、生活、仕事、健康、生きがいなど様々な見直しをするきっかけになりました。


老後の人生を見直しをしたつもりでしたが、まだまだ準備が足りていなと「はっ」とさせられました。

番組の最後に出演者の日本総研 創発戦略センターシニアスペシャリストの沢村香苗さんが「みんなひとり。生きて、死ぬことを完結できるように」というコメントをされていたのが、印象的でした。

健康で若い間や、働けて経済的に自立できているうちは、「老後の一人暮らし」のことをリアルに想像することは難しいかもしれません。

けれど特に女性の場合、今は伴侶がていも平均寿命からいくと男性より長生きをして、最後は一人暮らしになることが多いと想像できます。
子どもがいない場合だけでなく、子どもがいても遠隔にいて別居していることのほうが多いかもしれません。

生まれてくるときも一人で生まれてきたのだから、最期も一人で完結できるように、自分らしく生き抜くためにも、何が必要かを考えて今一度備えについて考えていきたいと思いました。

▼こちらは、ネットで見つけた宮本みち子さんの著書から関連参考情報です。


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