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1年経って感じる、息子の成長と私の素直な気持ち

お正月は帰ってこれなかった息子が久々に帰省する。

ちょうど去年の3月。
社会人になると同時に一人暮らしすると決めて、住むところや必要な身の回りのものも自分でさっさと用意して、あれよあれよ、という間に家を出て行った息子。

その後は、私の心配をよそに、しっかり自炊もし、会社には自分でお弁当も作っていた様子。

仕事もプライベートも充実しているのだろう。
こちらに帰りたいそぶりもなく一年が経とうとしている。

「意外とちゃんとしてたのね」

その成長を噛みしめつつ…
ただ意外にも脆かったのは「私」のほうだったと、今更ながら実感している。

それまでは、病気ひとつせず元気でいたのに、この一年の「私」はというと、健康でいれたのは半年くらい。

「病は気から」というけれど、この一年、何か自分の中の「張り」みたいなものが無くなり、急に弱々しくなった自分に驚く。

「加齢」と言われればそれまでだけれど、「母」であるという自覚が、ある意味、よい緊張感になっていたのかもしれない、とも思う。

息子から言わせると「俺のせいにするなよ」だと思うけれど。


久々に帰ってくると思うと、正直、心に「張り」が戻るような感覚に気づいて、素直に表現するなら…

「嬉しい」というのだろう(笑)


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