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クライミングウォールをつくった話

「お家のなかで、子どもの体力を発散させたい」
「雨の日も思い切り遊ばせたい」

子育てをしていたら、一度は思うのではないでしょうか?子どもたちは、家にいたらずっとYouTube。外へ遊びに出るのは、親の気合が必要ですよね。

どうにか良い方法はないか……と、夫が思考した結果。自宅にクライミングウォールを設置することにしました!

知らなかったんですが、クライミングウォールのキットも売っているんですね。ただ、お値段が……。
わが家は少しでも費用を抑えるために、各部品を取り寄せてDIYしました。

クライミングウォールってなに? と、気になる方は、下記サイトをご覧ください。


なぜクライミングウォールをつくろうと思ったのか。


クライミングウォールをつくろうと思った理由は3つあります。

  1. ジムに通わなくていい

  2. 姉弟いっしょに遊べる

  3. 子どものやりたい気持ちを大切にしたい

もともと、5歳の娘は近所のクライミングジムに少しだけ通っていました。あくまで場所を提供されるだけなので、すべて自分自身で考えて進めなければいけません。

夫が平日の仕事終わりに娘と通っていましたが、時間的に通うのが難しくなり……。足が遠のいてしまいました。

平日にわたしが連れて行くにしても、3歳の息子は年齢制限があるため入室もできません。休日は混んでいることもあり、あまり行きたくない。(親の都合)

娘もクライミングをやりたい気持ちが強い。息子もやりたがっている。姉弟ともに、せっかくやりたい気持ちがあるのに、すごくもったいないと感じました。

費用と手間と子どものやりたい気持ち。
総合的に判断して、夫主導でつくることにしました。(主導というか、わたしは何もしていません笑)

クライミングウォールをつけて、自分の失言に気づく。


部材をそろえたり、加工したり、組み立てたり。夫も大変そうでしたが、なんとか完成。

もちろん、子どもたちは大喜びです。

夫も子どもたちが遊んでいる姿を見て、「つくった甲斐がある」と喜んでいました。姉弟で一緒に遊んでいる姿って、とても微笑ましいですよね。

でも、わたしも夫も気づいたんです。
3歳息子が楽しんではいるけど、怖がってあまり登ろうとしないことに。

そんな息子を見て、「あぁ、わたしのせいだ」となんとなく思いました。

下の子って、なんでも上の子のマネをしたがりますよね。でも、遊具によっては小さい子が遊ぶには危ないものがたくさんあります。

だから、
「まだ◯◯にはできないんだよ」
「危ないからやっちゃダメ!」
息子のことを思ってとはいえ、否定する言葉ばかり発していました。

大人でも否定ばかりされたら「自分はできないんだ」と思ってしまいます。過保護にしたつもりはないですが、無意識に挑戦の芽を少しずつ摘んでいたことに気づきました。

なにかきっかけがあれば……。ひとつ成功体験があれば、息子も登れるかもしれない。自宅なので、よほどのことがなければ怪我もしないので安心です。

1段登れたらほめる。
横に動けたらほめる。

とにかくほめてほめまくる。
たまに「もっとできるよ!」と喝をいれて。

息子もほめられるのがうれしかったようで、「怖い怖い」と言いながらも、少しずつ登れるようになりました。

子どもの気持ちを否定せず、適度に見守ろう。


親の想像以上に大活躍しているクライミングウォール。

毎日のようにクライミングウォールを登っているので、子どもたちはメキメキと上達しています。息子も上の方まで行けるようなったり、ぶら下がったりできるようになりました。

娘に至っては、いつの間にか片手で登れるようになっていてびっくり。子どもの成長ってすごいですね。

毎日何回も登っているので、姉弟そろって手のひらに豆のようなあとができています。

「がんばり屋さんの手だね。」
とほめたら、二人ともうれしそうな顔をしていました。

子どもはどんどん成長するので、あっという間に自宅のクライミングウォールを卒業するでしょう。でも、今を楽しんでいる姿をみて、つくって良かったと心から思いました。

これからも、子どものやりたい、挑戦したいという気持ちを否定せず、適度に手を差し伸べながら見守りたいと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!





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