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#22教育行政に来た理由


#自己紹介

皆さんこんにちは。
サッカー、読書、旅行、Voicy好きのコウチャンマンです。
本日も読んでいただきありがとうございます。
今日は、改めて自分自身が教育行政に来た理由を記事にいたします。
第2の自己紹介という感じでしょうか。

教育現場で何をしたかったのか

そもそも、数学教員として中学校現場の世界に飛び込んだ理由はシンプルに3つ。

・子どもが好きだから
・数学が好きだから
・サッカーの指導をしたいから

これは、教員を目指す人によくある理由ではないかと思います。
特別なものは無いと思います。
ただ、3つ目については今は理由にする人は少なくなってきているかなと。
私にとっては重要でした。
サッカー界では役員にもなり、幅広い活動をしていたので、この道で定年まで数学と両立させるんだろうなとずっと思っていましたし、周りからもそう思われていました。
しかし、私にとって考え方を変えた1年間がありました。

数学はどの学校でも少人数指導を行っているため、授業数も多いし、指導する学年も複数になることが多いです。
数学教員の同僚は担任が1人、病休明けの方が1人、育休明けで部分休業を取得せざるを得ない人が1人、そして3学年主任で副担任の私の計4人でした。

他教科の講師の関係上、持ち時数も目一杯です。
それだけなら正直例年通りという感じでしたので、問題ないんですよ。
4人で持ち方を考えるときに、担任や病休明けの方に大きな負担はかけられない。
部分休業の方は授業が終わるとすぐにお子さんのお迎えがあるため退勤しないといけない。
つまり、空き時間がないと授業準備や成績処理は確実にできなくなる。
ということは、私が負担せざるを得ないんですね。
そこで時間割を組んでみると、1週間で中学校は29時間あるのですが、そのうち会議も含めてなんと28時間埋まることに。
唯一の空き時間は学活の時間。
学活は基本的に担任がやる授業ですが、学年主任のため学年集会・学年の取組をするため実質空き時間にならないこともしばしば・・・。
そして、放課後はサッカー部の指導・・・
授業準備、成績処理、生徒の課題確認等をいつするの・・・?と感じたのではないでしょうか。
そう、部活動指導が終わった18時30分から始めるわけです。

今思えばよくやったなと思います。
毎日遅くまで残って授業準備等をしてきました。
自分自身の子供と話をする暇もなく、時には玄関で寝ていたこともありましたね。
これにはびっくりしましたよ。
帰って玄関までの記憶はあるのですが、次の瞬間朝ですから。笑

子どもの笑顔を作るため

学校現場に飛び込んだ理由の一つに、子どもが好き、つまり、子どもたちを笑顔にしたかったというものがあります。
でも、疲労からか自分から笑顔が無くなってきたのは日に日に分かりました。

以前に記事にしたものもありますが、このような状況を改善しない限り子どもたちを笑顔にするのは難しいですよね。
最初は校長になって学校改革ということも頭によぎりましたが、それでは1つの学校しか救えないんですよ。
それでは意味がないと思ったので、全体を変えるためには教育行政に行くしかないと思ったのです。
不思議と辞めるという選択肢は出てこなかったんですね。

先生方が生き生きと働ける環境を作り出す。
そうすれば、子どもたちにも自然と笑顔が湧き出てくるはずです。

教育行政に来て

教育行政も正直厳しい環境です。
ただ、上記の1年間に比べたらまだどうにかなります。
学校現場を去る際には「もう教育現場に戻ってくるつもりはありません。そして、この現状を変えるのに10年間待ってください」と同僚には伝えて教育行政に飛び込みました。
恐らくどんな職場もそうですが、志を持って飛び込んでも100%そのことをしているわけにもいかないですよね。
でも、毎日1mmずつでもいいから、自分のやりたいことに向かっているんだぞと思って取り組んでいます。

今回は、思いのたけを語ってみました。
なぜならもう少し自分の心を解放した記事の方が伝わるかなと思ったからです。
皆さんにとって何かの役に立てたら嬉しいです。
そして、コメントしていただけると助かります。
それではまた次の記事で!

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