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#116 教員になるための準備

皆さんこんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事に辿り着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

いよいよ3月に入りました。
この時期は、来年度から教師として働く人たちの配置が始まる頃です。
教育委員会や学校との最終面接を通して、配属される学校が決まります。
早い人は決まっているのではないかと思います。
そして、まだかまだかと連絡を待っている方もいるかと思います。
必ず連絡は来ますので、落ち着いていきましょう。

そこで、残り約1か月の間にどのようなことを準備しておくのが良いかということを記事にいたします。

少しでも4月から良いスタートを切ってもらいたいから記事を作りました。

採用試験の際には、様々なものを読んで勉強したと思います。
配属されるまでにやっておいた方がよいと言われてきたことがあるのではないでしょうか。

  • 学習指導要領を読み込む

  • 採用される自治体の教育施策を読み込む

  • 授業方法に関する書籍を読む

  • 自分なりに指導案や教材を作っておく

と、いくつか挙げてみましたが準備しているでしょうか。
学生であれば、もしかしたら授業やゼミの中で上記の活動をしている場合もあるかもしれませんね。

残り1か月、私は上記のことについては「やる必要はない」と考えています。
そんなこと言ったら「不安だ!」という声がありそうです。
でも、必要ありません。
正直言うと、働き始めてからで遅くありません。
周りの先生方に必要なアドバイスを選んで自分なりに進めていけばいいですから。
私も3月末に高等学校希望だったのが、中学校配属が決まったので、慌てて中学校学習指導要領を購入したくらいですから。笑

では、この3月にやらなくてはいけないことは・・・

生活の拠点を確保する


これに尽きます。
実家と採用された都道府県が同じなのか異なるのかで、準備する内容も違ってきますので、3つの場合に分けて話しましょう。

①実家と採用される自治体が同じ

基本的には実家の住所を基に採用される学校が決まります。
これこそ都道府県にもよりますが、電車で○○分以内の範囲と示されているはずです。
その時間でどこまで行けるか確認してください。

もしかしたら、遠い市区町村や学校から連絡があるかもしれません。
もちろん断る権利はありますが、次の市区町村に呼ばれるまで時間が多少かかってしまうことでしょう。
翌日、別の市区町村から連絡ということは正直考えられません。
では、準備しておくことは、「実家を出て一人暮らし(とは限らないか…?)をする覚悟」をもって、家族と話をしておくことです。
毎日90分以上かけて出勤するのは想像以上にしんどいです。
でも、通勤圏内ですから文句は言えないのです。

②実家と採用される自治体は異なるが、採用される自治体にすでに生活拠点がある

実家に住んでいないが、大学がある都道府県に採用されたという場合になります。
これも、今の拠点を基に採用される市区町村や学校が決まります。
ただ、内容は①と同じです。
もしかしたら今の拠点から遠いところになる可能性もあるので、拠点を変えることができるかどうかの準備をしておきましょう。

③採用される自治体に拠点がない

大学の卒業式はまだの所がほとんどですし、もしかしたら社会人採用の方は3月末まで勤務日となっている方もいるでしょう。
社会人の方は最後は有給を使って休みにするかもしれませんが、引継ぎ等でたくさん取れるわけではない人もいるでしょう。
この方々は、拠点がないためどの市区町村からも連絡がきます。
ということは、決まった段階で拠点探しをして、引っ越しをするということをしないといけません。

ということで、皆さんお判りでしょうか。
いずれにしても、「引っ越し」をする可能性があるということです。

これが、うまくできないと4月を乗り越えることが難しいです。
採用されるということは、4月当初に多くの書類を事務職員に提出しないといけません。
もちろん普通に担任をもって業務に就く場合も考えられます。
それに加えて拠点探しをするなんてできるはずないです。
GWという休みはありますが、そこで拠点探し+引っ越しは同時にできません。
拠点探しができても、遠いところから5月6月を乗り切るのは難しい。
なぜなら運動会シーズンの学校がほとんどです。
体力的にもしんどいです。

だから、ワーク・ライフ・バランスではないですが、落ち着ける生活拠点づくりをしておかないと、最初で疲労困憊になってしまいます。
私は実家がありましたが、遠い市区町村に採用されることが決まったら一人暮らしをするつもりでした。 
幸いにも実家の隣の市区町村の学校に決まったため、一人暮らしする理由がなくなり、その点の心配は全くありませんでした。
これは本当に大きかったです。
そのおかげで仕事に集中できましたし、吸収することもたくさんできました。
そして、休みの日もリラックスすることができたと思いますよ。

休みの日は引っ越しと荷物整理に時間がとられるなんて大変ではないですか。

これが、教師にとって本当に必要な準備ではないかと思います。
授業等については4月から実際に授業をしながらでもどうにかなります。
でも、生活拠点はどうにもなりません。
なぜなら周りの先生方はそんなことも知らないわけですから。
追加で言うと、通勤手当も5月の給与に支払われるので、交通費は準備しておかないといけませんよ。

最後に注意。
採用が3月末になることもあります。
私も3月28日に採用が決まりました。
その場合は、バタバタを覚悟しておかないといけないですね。
採用される方にとって、何を最優先にするかを瞬時に判断して動いてください。

今回は、残り1か月の準備ということを記事にしました。
生活拠点を固めるということです。
4月から活躍できることを本当に期待しています!

今回のサムネイルも生成AIにお願いしました。
初出勤する新教師をイメージして作成しもらいましたが、なかなか難しいですね。
(余談でした)

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か気づきがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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