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ある忙しい一日

 目が覚めたら5時18分だった。予定より30分位寝坊。このところ目覚まし時計に反応しないのは、病気が少し悪化しているからだろうか、それともまだもう少し休みがあるからだろうか。

朝の朝食までの時間は私にとってはとても貴重なので、寝坊はしたくないのだが… 休みなので少し気が緩んでいることにしておこう。

 6時半。今日は気が張っているせいか、体の動きが良い。いつもならば、今の私の腕は5分が限界で、動作がおかしくなる。鍋やフライパンを持てなくなりつつある。母がすでに切っておいてくれた野菜炒めと目玉焼きを焼くことがでした。皿には盛り付けられないので、夫にやってもらった。それでも今日は、いつもより調理ができたので大満足。

 朝食の時には、今日の予定を母や夫に確認する。「9時半から花見にいくから」「12:30から訪問医療の先生がくる」「3時から美容院にいく」「電話はリハビリセンターと手すりの業者さんにする」などなど。

 朝ドラを見ながらストレッチポールで体を伸ばして、一週間ぶりの掃除。感動するくらい埃が溜まる。病気のことを考えないで、昨年の秋に2万5千円で買った1.3キロの軽量の掃除機も次第に使えなくなっている。15分ならやっと何とか自分の部屋と客間の気になるところを掃除できる。無理すると腕や足はプルプルするのだけれど、限界まで頑張る。

 9時から英語の勉強。9時半から花見。腰が痛いという母を「車いすに乗っていればいいから」と無理やり誘う。7時ころから青空が広がり今日は花見日和だ。車で15分の池の周りに桜の咲く花見の名所にでかける。写真をたくさん撮って、「やっぱりきてよかったね!」まさに絶好の花見日和であった。密を避けて、今日は見て歩くのみ。

 昼食をコンビニで買う。今の所まだ、我が家では、コンビニの食材は物珍しい。その内あきてくるのかな。

 訪問医療の先生を待つこと約1時間。クリニックは忙しそうだった。ゆっくりと診察してもらって、少し心も体も落ち着いた。今日から病気の進行を遅らせる薬を処方して頂く。いい方たちに支えられているのだから、元気出さなくては。

 3時から新しい美容院に行く。少し緊張。今まで行っていたところが、店を閉めてしまったので、ここ2か月美容院の放浪者だ。秋田出身の素敵な優しい美容師さんに出会えてこれも嬉しい出会いかな。

 6時30分から、手すりの業者さんが来てくれて、手すりの追加の修正をしてくれることになって、丁寧に使い勝手を説明してくれる。こんなに遅くに来てくれても、いやな顔をしないなんて、これもまたいい出会い。

 というわけで、私のある忙しい一日は終わろうとしている。病気がわかった1月6日から続けている闘病日記に今日の奮闘を書いて終了。こんな充実した日々がこれからも続きますように!

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