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慮る


三年生の卒業が近くなってきたのと、いろいろと大変なことが続くご時世なので、何か気持ちを形にできたら、と生徒会メンバーで卒業メッセージ的な掲示物を作ることに決めました。

テスト前で時間がない中、昼休みや放課後を使ってデザインを考えて、サイズを測って、一緒に色画用紙を切って準備しました。


いざ、クラスでメッセージカードを配布すると、
めんどくさい、なんで書かなきゃいけないのか、書くことないから適当に書こう、などの声が聞こえてきます。


企画を考えた生徒会のメンバーも一緒に準備をした自分もその場にいて、悲しい気持ちになりました。


どのような思いで企画したのか、メッセージを読んだ卒業生にどう思ってほしいのか、そのためにどのような気持ちを伝えればよいのか、もっと丁寧に説明する時間をとればよかったと反省しています。


ただ、そこまで説明しなくても、普段から感謝の気持ちをもっていて、せっかくの機会だから書いてみよう、と思う中学生であってほしいとも思います。


それとは別のリーダー企画で、学年全体で「ベル着」に取り組んでいます。
学期末でテンションが上がっているクラスに、リーダーがいいました。


もう少しで最終学年になるから、ちゃんとしたいと思ってこの企画を始めた。
僕も思いをもって声をかけているし、みんなもその思いに応えてほしい。
企画のポスターだって、リーダーが時間をかけて作ってくれている。そういった僕たちの思いを知ってくれたら嬉しい、と。


この言葉を聞いて、「慮る」という言葉が頭に浮かびました。

慮るは、「相手の事情や周囲の状況について十分に思いを巡らせる・気遣う」あるは「相手の気持ちを察する(忖度する)」という意味の表現である。

漢字の「慮」は「よくよく考える・思い巡らせる」という意味である。思慮、深慮、考慮、顧慮、熟慮、配慮、憂慮、焦慮、などの熟語で用いられることが多い。音読みは「リョ」、訓読みが「おもんぱか-る」である。

だそうです。相手の事情や周囲の状況について十分に思いを巡らせる・気遣う。


クラスに、もっと慮ってほしいと伝えました。
それから、「慮る」マイブーム。


私も人に慮ることができる人でいたいです。

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