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「早く人間になりたい」~うつの私が思うこと

「早く人間になりたい」


これは有名なアニメ
『妖怪人間ベム』のセリフです。


うつ病になってそろそろ5年目に突入する私の頭の中では
このセリフが何度も繰り返されています。

正確にいうと
「早く普通の生活送りたい」…かな。



普通の定義はさまざまあるでしょうが
ここはあくまでも私の主観でお話しします。




うつ病は心の病気と言われていますが
実際は下記にもあるように脳の病気です。

うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気ですが、脳のエネルギーが欠乏した状態です。それによって憂うつな気分やさまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。

つまり、エネルギーの欠乏により、脳というシステム全体のトラブルが生じてしまっている状態と考えることができます。

厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
こころの耳


現在私は憂うつな気持ちがあったり
気分が落ち込んだりなどの
抑うつ症状といわれる精神症状に悩まされることは少なくなりました。

前向きな気持ちが出てきて挑戦したいこともたくさんあります。


ですが
不眠・過眠、 肩こり、背中などからだの痛み、倦怠感といった
身体症状には悩まされ続けています。



私はきのう歯医者に通院しました↓

市内の歯医者で遠くではないので
往復歩いて出かけてきました。

病気になる前の私だったら「ちょろい」距離です。


なのに帰宅後の私は、ぐったり疲れて寝込む始末。

そのうえ疲れすぎて角膜下出血を起こし
右目の白目が血をこぼしたように真っ赤に。


今日になっても倦怠感は抜けず、午前中は布団の中で寝たきり。


私の中に湧き上がるのは、
社会復帰に向けて前に進みたい気持ちと
それについてこない自分の体に対するもどかしさ。





そんな時に頭の中に浮かんできたのが先のセリフ

「早く人間になりたい」


外を歩いても疲れて寝込まない体になりたい。
出かけたい時に不安なく出かけられる体になりたい。
働ける体になりたい。


今は回復途中。
伸びしろはまだある。
焦らず今できることを丁寧に。


そう何度も自分に言い聞かせ
「普通の生活」に戻る日までカメの歩みで進みます。

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