人間に生まれるということは、相手を理解できないということを学ぶためにあるのかも。
テレパシーを使える人でもない限り、人の心は読めない。だからこそ、人は言葉を使って相手を理解したり、わかり合おうとする。

それでも、言葉だけで、やりとりすることにも限界があるのが人間。
わかってもらえないと感じる時は、自分の思いを発することさえやめてしまったり、距離を取り始めたりする。
そうして、すれ違いが起きて、そんなことを重ねていくうちに、取り返しのつかない距離感になってしまったりするのだろう。

私自身もどちらかといえば、そこは上手じゃない。
特に自分から発するのを諦めたりする方。

黙っているから、余計何を考えているのかわからないって思われて、距離を縮めるきっかけが、双方持てないまま、ズールズル。
だからこそ、自分の言いたいことをきちんと伝えて、交渉事としてまとめられる人を見ると尊敬してしまう。

私の場合は、言葉として発する以上に頭の中は、ものすごい言葉が飛び交ってる。というか、頭の中の声の方が早すぎて、口に出して言うのがもどかしくなるだけなんだけど、
学生時代のころ、普段は、自分の考えを発しないのに、ある場面で自分の考えをコンコンと話したら、通信簿に担任の先生から「普段、言葉を発しないからあまり考えを持たないのかと思っていましたが、しっかりした考えを持っていたことにびっくりしました」とコメントを書かれて、母親と一緒に苦笑したことを思い出しました。

私を良く知る人は「つっちーは、スルメみたいなもので、噛めば噛むほど味わいの出るタイプなんだから、喋らなきゃダメよ❣️」とまで言ってくれたことも。ま、それはそれでありがたいこと。

最近は、ようやく、「誰かにわかってもらいたい、でもそれがなかなか通じない」という怒りから、

自分の中で「言いたいことを、言いたい時に言えたら、幸せだな」って思えるようになってきたかも。

自分の価値観を全て肯定してもらいたいとか、そんなことを相手や周りに期待しなくても、言えるようになれば、皆幸せなんじゃないかな？
そんな風にちょっと思えてきた。

自分が本音で言いたいことを、そのまま言えれば話が早いのに、相手のこととか考えすぎて、自分の意見を言えなくなったり、表面的なことばっかり言ってしまう。そうやって、本音でぶつからなくなったりするところから、皆生きにくくなるのかな？と感じるようになりました。

誰のための人生だろう？
自分の本音、本心を一番大事にしなかったら、誰が自分を一番大事にしてくれるんだろう？
別に誰かを傷つけたくて、皆、本心、本音になるわけじゃない。
ただ、ぶつけかたがわからなくて、相手を傷つけてしまうことはあるのかもしれないけど。
ただ、「自分はこう思っているんだ〜〜」って気楽に発信すること。

それ自体が、多分、幸せなことなんだろうと思う。

もちろん、言葉を発しないで、思いやりという形で発していくのもありだとは思うし、なんでも以心伝心できたら理想かもしれないけど、そこに至るまでは、やはり幾多もの言葉を交わして、言いたいことも、聞きたくないようなことも、喧々諤々やってこその境地かなと思ったりするのよね。

人と人が分かり合うこと、その過程に苦しみや怒りも生じたりするかもしれないけど、本当の意味で分かり合えたのなら、その関係性は、きっと素敵なものになるはず。

なんか、もっと、「人が自分の気持ち、考えをすんなり出せる、そんな状況を作っていくこと」そこに、私のやりたいことがあるのかなぁと、少しずつ、自分の考えを出してみることにしました。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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