言葉のスケッチ、落書き。
意味はないけれど、ぽんっ、と投げてみたくなる言葉がある。
ヨガのように、言葉を気持ちいいところまで柔らかく伸ばしてみる。

心地よさね〜

うーん、よかったな〜

さりげない優しさとか。

すごく思いやって向き合ってくれるところとか。

ぎゅっ、ってするよね。不意の優しさに触れた、感覚。

そのあとふわぁっ、ってあたたかいものに包み込まれる。

本当に我逢人だなぁって感じ。

「貴方の優しさで救われる世界で在ってほしいな」

ってみんなが想い合える世界であればな

「人は、笑顔であってほしいな」

（かぎかっこ内のフレーズはMrs. GREEN APPLE「我逢人」より）

また訪れたくなる。会いたくなる。

寂しくなる。愛を伝えたくなる。

弱みをも投げてみたくなる。

あたたかいキャッチボール。

日頃、ふと思いをめぐらすこと。

弱み、黒歴史、ちょっとしたトラウマ。

不意に掘り返し

目の前に取り出して眺めてみる。

黒くて、どろっとしてて、気持ちのいいものではない。

嫌な思い出が蘇ったり。たり。

こいつらを他人の前に差し出すのはなかなかに勇気のいることで

だけど

少しの好奇心と少しの恐怖を浮かべつつ

ちょっとずつ、取り出して。

ちょっと砕いてかけらにしながら

むき出しの思いを目の前に置いてみる。

スースーとしたすきま風がよぎる。

からだから分離した思いは

目の前のあなたによって

思いがけない方向で価値づけがされる。

小さな光が当たる。

見え方がすこし、変化する。

ちょっと、ほっとする。

からだの奥底から、あたたかいものが湧き上がってくる。

思いのかけらは、ぬくもりを帯びてからだに戻ってゆく。

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