これまで何度か説明してきているけれど、コンドーム自販機はGoogleマップで検索して見つけている。

さて明日は自販機巡りをしようと思ったら、Googleマップで既にチェック済みの自販機から半日で周れそうな範囲を見つけ、目的地を決める。そして、明日行く範囲に他のコンドーム自販機がないが、念のため再度検索をする。

検索はまず「薬局」で検索。チェーン店の薬局は覗いて、店名から個人経営と思われる薬局だけ、ストリートビューで写真をチェックする。ここで自販機が見つかれば、Googleマップの「行ってみたい」に保存をする。
ずっと検索をし続けて、動植物の店名、ひらがな表記の店名は調剤薬局が多いと、他で役に立たない知識を得てしまった。個人経営の薬局は店名が苗字であることが多いので、これだけをストリートビューで確認すればいい。

しかしGoogleマップの検索は、私が行こうとしている範囲よりも割と広めの範囲で検索してくれる。次々と検索に上がってくる薬局をチェックして行く内に、明日行く範囲を大きく逸れていることもある。それでも確認する手を止められないのだが、チェックしながらいつも

無くていい、無くていい…

と思っていた。
見つけたら、行かねばならないからだ。普通、行く行かないは自分が決めていいのだが、自販機巡りの場合は見つけたら行かねばならない。
この見つけたら行かねばならないルールは移動中にも発揮され、バスや電車の車窓から見つけてしまった場合は、途中下車するしかない。引き返して
撮影し、駅に戻ってきたら次の電車まで1時間近く待つなんてこともあった。
だから移動中に見つけると

なんだよ、もーーっ！

と怒りに似た気持ちになる。
こっちは予定通りに進めたかったのに！(別に嫌な訳ではないけども)。

さて、検索の話に戻そう。
見つけた自販機が明日行く範囲を大きく逸れていれば、また別の日に行けばいいと思える。しかし微妙に逸れていて、1日で巡るにしては距離が遠いとなると、げんなりする。ここで2日に分けるという選択肢は、めんどくさいから私にはない。1日で行く。ならば行く範囲が広がった分、朝早く出かければいいのだろうけど

休みなんだから、
寝ていたい

ので、何だかんだで10時位に家を出る。そして急遽見つけた自販機も含めて巡り、やや暗くなってから家に帰ってくるのだ。そして追加した分、ちょっと辛い。

が。

無くていいと思っていたのも4.5年ぐらい前の話。今は検索しても、しても自販機が見つからない。

個人経営の薬局は減り、新たに調剤薬局がものすごく増えた。店名が動植物、あるいはひらがな表記の調剤薬局ばかりある。こんなにあってどうするんだよ？と思うくらい沢山ある。
薬局に次にGoogleマップで検索するのは「酒店」と「たばこ店」。これらも減っている。先日は薬局や酒店を1時間以上ひたすら検索しても、1件しか自販機を見つけられなかった。これはヤバい。

私の自販機巡りは、いつか無くなるから、行けるうちに行けるところだけ行くがモットーなのだが、7年前に思っていた「いつか」は予想より早く迫っている気がする。
それでも私のGoogleマップにはまだ「行ってみたい」が200件以上はある。その中には、もう既に自販機が無い場所もあるのだろう。
今でも行ってみたけど無かったと空振りなのは、よくあることだ。それに対し怒りなどは全く無い。3時間ぐらいかかって、やっと来たのに空振りだったとしても、そんなこともあるよね～と心の中で突っ込んで、ハイ、次！と足を進めている。これからはそんな空振りが増えて行くのだろう。
ではもっと行く機会を増やしたりは、もちろんしない。私の自販機巡りのモットーの中には無理しないも含まれている。もしかしたら無理をしないで来たから、7年も続いたのかも知れない。

空振りばかりになって、いよいよ行ける自販機が無くなったらどうなるのだろう。それを考えるとちょっと怖い。だけどいつか来る未来を怖がっても、考えても仕方がない。行けるうちは無理せず行く。それしか私には選択肢はないのだ。

photomemo:今回のヘッダーの自販機は、電車の車窓から見つけて途中下車し、その後1時間近く無人駅でぼんやりする羽目になった自販機です。