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私の、365曲

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One Headlight   7

One Headlight 7

25年前の6月。私は車で一人旅を始めたころだった。

結婚だけを目指して生きてきた20代前半の自分には免許を取るなんて考えられなかった(当時は自転車も乗れなかった。苦笑)
しかし、海外の小さな町に出会い、その町と恋に落ち、私は一念発起した。
26歳の冬だった。女子高生の中に混ざり通った自動車教習所。
当時26歳は「おばさん」で、路上教習の際、教習所の教官も私の担当とわかるとがっかりを隠せない顔に、

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Baby one more time 6

Baby one more time 6

明日から、遠出をする。
あまり気が乗らない2000kmの旅。
3年ぶりに行く、子供の大会。
コロナ前は、半年に一回ほど、この距離を走っていた。
14時間のドライブの中で、9時間が私のノルマ。
明日は朝5時起きだ。

そんなこともあって、食料調達をしないといけないために、車をだした。エンジンをかけるとカーラジオが流れる。
ブリトニー・スピアーズのBaby one more time
あまりにも懐かし

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てぃんさぐぬ花 5

50年前の5月15日。
沖縄はアメリカ合衆国より日本へ返還された。
今年で50周年。

その2か月後、私の家族は沖縄へと引っ越しをした。
結局は数年住み、地元に戻ることになったけれど、当初は、いつ帰ることができるかはわからない、という父の仕事の辞令だった。
私はまだまだ言葉もつたないほどの年齢で渡ったため、記憶は殆ど、ない。
ものの見事に覚えていないのだ。
あるのは写真だけ。
空港でとったものと思

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ブルー・ライト・ヨコハマ  4

ブルー・ライト・ヨコハマ  4

1968年12月25日にリリースされた、いしだあゆみの26曲目のシングル(ウィキペデアより)

クリスマス!のリリースの曲ということを今知りました。笑

私の生まれる前の歌ですが(ここ、強調します。笑)、何故か知っている。懐メロシリーズ。
母がとにかく歌が大好きで、歌を歌いながら家事をしている人だった。
だからか、昭和歌謡はお手のもの。笑

何故この曲か?
私は海外に出るまで横浜に住んでいた。

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I hope you dance  3

I hope you dance  3

もうかれこれ、20年近く前のこと。
私は小さな町のスパで働いていた。
小さな町でも、同僚やルームメートそして彼女の友達、日々を楽しむには十分の町だった。
私は徒歩圏内に、コーヒーショップと図書館があればどこでも幸せな安上がりな人間だ。笑
その街のダウンタウンはワンストリート。それも3ブロックほどの長さ。
そのストリートの入り口にあるのが小さな図書館。
そこで見つけたのが、「I hope you d

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人生の扉   2

人生の扉   2

先週末、夫の叔母から電話が久しぶりに入った。
それは、訃報だった。
彼のいとこの奥さんが44歳で、亡くなったのだ。
先月彼女がガンで長女の卒業式には間に合わないだろう、と言われているというニュースが入ったのだ。
そしてこのカップルが離婚していたという話も。
彼女はアルコール中毒の問題を抱えていたというのだ。
それが原因で肝臓がんを患ったらしい。
かれこれ最後に彼女と娘ちゃんたちと会ったのはもう10

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「遠く、遠く」

「遠く、遠く」

さて。毎日できるかどうかは別として。

自分のために作る「お気に入り」の曲のCD??いやもうそんな時代じゃないか。苦笑。

とにかく自分の好きな曲たちを可視化したくてこれを始めようと思いました。

一曲目は、4月になると、空を見上げると、耳にかすめる曲。

槇原敬之「遠く、遠く」

1992年発売のアルバム「君は僕の宝物」の収録曲の一つ。

2006年版の「遠く、遠く’06ヴァージョン」はNTT東

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