見出し画像

桜はまだかな 3月25日

今日は面接だった。
1対1の面接を2回、適正テストなどを終えて健康診断も受けた。
なかなかハードだったけれど、今までの面接の中では一番答えられたし、質問もできたし、自分の中に「ここで働きたい」という思いがあると気付けた時間になった。
さて、終わってしまえば待つしかない。
ご縁がありますように。

今日は今期欠かさず見ていたドラマ『春になったら』の最終回だった。
このドラマは余命宣告されている父と一人娘の3ヶ月を一緒に見守っていくような流れだった。
ドラマの中でも3月25日、娘の結婚式は「旅立ちの式」と書かれていた。結婚式と父のお別れの会を一緒にするというもの。
父が「葬式に呼んでほしい人リスト」に書いていた人たちが集まっていた。
結婚式と生前式を「旅立ちの式」としたのが良かった。どちらも旅立ちだものね。

結婚式の前に点滴をして、持続皮下注で医療用麻酔を入れているのもさらっと見せていた。リアルな終末期を大げさではなく自然に表していた。
木梨憲武さんもまた自然だった。
お父さん、いい最期でした。娘さん、いい看取りでした。

やっぱり日本人にとって桜は意味を持つ花だね。
桜のシーンも印象的だった。

緩和ケアにいたころ、いつも大きな声で岐阜弁ばりばりのドクターが患者さんに「桜が咲いたら一緒に見ましょうね」と優しくささやいていたのを目撃したことがあって。
「桜をもう一度見たい」という思いは生きる力になっていた。
ドクターの優しい一面が見れたこともあって、あのときの場面ははっきり脳内再生できるほどよく覚えている。
久しぶりにその場面を思い出した夜でした。


わたしにも桜咲いてほしいなぁ 



サポートしていただけたら嬉しいです。感謝の気持ちを記事でお返しできるよう、いっぱい本を読みたいです。本の購入に使わせていただきます。よろしくお願いします。