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豊島区立中学校、ICT機器活用状況が酷い

子どもが学校に行けなくなって感じた、豊島区立中学校でのICT活用について書きたいと思う。

2021年のGWが明けた週の木曜日、娘が学校から帰ってきて
「お母さんもう私学校に行きたくない」と泣いた。
その翌週から登校していない。
娘の不登校の原因は、いわゆる発達グレーゾーンというもので、その発達障害と不登校の話は別途どこかで書きたいけれど、今回は中学校のICT活用の話である。

去年の2月の末だったか、テレビで総理大臣が「小中学校はお休みです」宣言をして、学校がお休みになった。まあ、急に学校に行かなくなったということでは同じなのかも。
総理大臣がお休み宣言をした当時、娘は小学校5年生。
春休みが少し早まったという感じで、5年生の間はプリント教材が配られたくらいだったかと思う。卒業式やるやらないで、学校は大変だった。

6年になり、小学校から、インターネット環境、持っているデバイスの調査がきた。
そしてGoogleアカウントの配布、ログイン方法の説明があり、朝の会をGoogle Meetで行い、学習はプリントとネットの教材、Eテレの視聴スケジュールが配布された。
実際、学校に通わずにプリントや視聴学習だけで足りるとは思えないけれど、学校の対応は出来ることをできる限りやった、ということでとても良かったと思う。その後、保護者会も先生との面談もオンラインがメインになり、それもよかった。

2020年7月、娘が入る予定の中学校の説明会を聞きに行った。校長は「豊島区はICT教育に力を入れている」と力説していた気がする。(それは9月にタブレット配ったこと?)

中学校に入学して、4月半ばにタブレットが配布された。
但し、ログインアカウントが前使用者のもののままだったので、ログインした形跡はない。
その後毎日学校に持って行ってはいたものの、使ってなかったということみたいだ。

娘が学校に行けないので、毎日朝電話をしなくてはいけない。朝忙しいのに先生も電話対応である。
配布物は学校に取りに行く。
授業がどこまで進んでいるかを共有してほしいとお願いしたら、最初は先生が手書きで、ご自身で集計してくださったメモを渡してくださっていた。
今はExcelの表にアップグレード。手渡し。
授業風景の動画配信→NG。他のお子さんへの配慮とのこと。
朝の会の中継(先生とうちだけでMeetで繋ぐ)→NG。
板書の写メなら共有できるかも知れない。

Chromebookが配布されていて、Googleアカウントもあり、先生はいつでもClassroomが作れる。
それなのに、「タブレット活用週間」という無理矢理使おうみたいなスケジュールに合わせて、1教科だけClassroomができてるだけ。
娘に聞くと、やはり学校では殆どChromebookは使っていなかったとのこと。
先生に聞いても「授業で使っている先生と使っていない先生がいる」とのこと、今は総合の時間で調べものレポート作成に使っているというのがメインらしい。
夏休みの補習がある。希望者のみ。
しかし緊急事態宣言により開催できないかも。

なんだそれ。なにそれ!

一人一台、デバイス配って、ああーこれで我が区も立派にGIGAスクール構想の先を行く!とでも思っているんだろうか?
小学校ですでに、Googleスライドで毎月の目標をデザインしたり、発表レポート作成してたよ?逆行してどうする。

でもおそらく、先生方が「パソコンやタブレット・インターネットを使った効果的な指導方法」「学校と家庭の連携での活用」てのが見えてないからじゃないかなと思う。
先生というか、校長、副校長が。
去年何してたんですか?

担任はITスキルもある若い世代の先生で、私が「これもできるんじゃないですか?」の提案には理解を示してくれる。でも、真面目な先生で、できないことはできないと伝えてくれる。

学校では、テスト的に授業の配信などは行なっているようだ。
もちろん、学校に行きたくても行けない事情のある場合に授業の配信が有ればとてもいいと思う。
でもそれってかなり実現にはハイレベルなものだというのはわかるので、せめて学校と家庭のコミュニケーションツールとして使うくらいのことはできないのか。
校長先生、一度Meetを使ってみたらいいと思う。
Google  chatで「今日休みます」連絡でOKになればいい。
予定表はドキュメント共有でいいじゃないですか。

とにかく豊島区立中学校のICT活用が酷い。
せめて毎日家でChromebook開かせる状況作りませんか。
どうかこのnoteが拡散されて、偉い人に届きますように。
2021年7月

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