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【古民家モノづくり #8】キッチンのDIY⑧〜今回使った漆喰が優秀だった理由〜

天井の塗装が終わった後、壁にアク止めシーラーを塗って養生をしたら、いよいよ壁に漆喰を塗っていきます。


⚪︎今回使用した左官材は「村樫のしっくい」。

今回使用したのは、「村樫のしっくい」。通常、漆喰は下塗用・中塗用・上塗用とに分かれています。下塗用と上塗用は、上塗用の前に左官するざい。仕上げとなる上塗用左官材(今回は村樫のしっくい)を定着しやすくするためのものです。

なので、本当は村樫のしっくいを左官する前に、下塗用の漆喰を左官するのがベストです。ただ、アク止めシーラーを塗った後の砂壁の状態が、思ったよりも良く、下塗用を左官しなくても大丈夫だろうと判断しました。

キッチンの左官をしたのが、実は2020年の12月です。あれから約3年ほど経ちますが、左官した壁にヒビが入ったりなどは無いので、案の定大丈夫です。

⚪︎村樫のしっくいが優秀だった理由はこれ!

漆喰には、収縮とか振動とかでクラック(ひび割れ)を防ぐ役割をする、「すさ」と呼ばれる繊維材が入ってます。


「すさ」にもいろんな種類があります。

以前、コストを抑えるのにホームセンターで購入していたものは、この「すさ」が塊になりやすくて、ミキサーで混ぜてもあまり混ざらず、左官するのにとっっっても大変でした。左官しようにも、塊になった「すさ」が、ボコボコ浮き出て壁が全然平らにならない。。。

その点、この村樫のしっくいは、「すさ」が塊になりにくくて、水と混ぜても均一に混ざり、とっても塗りやすかった。これはおススメです。今回は、漆喰と水をミキサーで混ぜて、すぐ塗りましたが、練ったものをバケツなどに入れて、一日置いておくと、よく馴染んでさらに塗りやすくなります。ポイントは「密閉」すること。外気に触れてると、乾いてカピカピになります。これで失敗して無駄にしました。

⚪︎ビフォー・アフターの様子はこちら


ということで、4面の壁を左官しました。一人で混ぜて、左官して、また混ぜてだとどうしても時間かかります。なので前日に練って密閉して置いておくと、当日塗る時に練る手間が減るので、早くやれます。この動画の記録は2020年の12月29日になってました。外は氷点下で一人でせっせと左官していたのはいい思い出です(笑)。天井と壁が白くなるだけでだいぶ雰囲気変わって、清潔感が一気に出ます。古民家に白は映えますね!

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