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競合他社に一喜一憂しなくなる方法

新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!

「年始はいかがお過ごしですか?」というセリフは、色んなところで話されているし、目に入ってくると思うので割愛し、先日友人にかけられた言葉について、ちょっと深掘りしてみようと思います。


「競合店ができるよ!」という友人からの言葉

「2024年に、〇〇市で古家具とか古道具を扱った、原さん似たような感じのお店ができるよ!競合店だよ、競合店!!」

と、友人から言われました。

言われた時はドキッ!としました(笑)。ただ、色々聞いたり調べていくうちに「あぁーーー全然気にする必要ないな」と思ったんです。俗にいう「競合」に左右されない、自分なりの方法をお話しします。


⚪︎自身のマーケットシェアを計算しよう!

以前にも書きましたが、俗に言う「空き家」と言うのにも4種類あります。

・そのうち、古家具の引き取り依頼や遺品整理の依頼がくるタイプの空き家は、「二時的住宅」もしくは「その他の住宅」になります。

山梨県内での2018年時点でのこのタイプの空き家数は、、、

なんと53,100戸です(汗)。


▼山梨県の住宅土地統計調査・平成30年▼
https://www.pref.yamanashi.jp/toukei_2/HP/DATA/30jutaku.pdf

※総務省が行う、住宅土地統計調査は5年ごとに行われ、昨年の2023年に調査は行われてます。今は結果発表待ちですね。



さて、自分一人でこの数の空き家を整理したり、家具の引き取りをする、、、のは無理ですよね、どう考えても(笑)。

年間の依頼数がわかっていれば、このマーケットのうち、どれくらいの比率を占めているかわかります。それに、空き家自体はこれからどんどん増えていく傾向です。

と言うことは、自分のシェア率なんてたかが知れてることがわかります(笑)。

古家具の販売店として考えても、同じことが言えます。よく「人口減少が問題で、買いに来てくれる人が減る!」と語る人がいます。

確かに、ニトリのような全国展開している家具店(会社)は、人口減少の影響はダイレクトに受けます。

ですが、前述した通り、自分のマーケットシェアを計算すると、中小零細企業はほぼ影響は受けません。

年間何人のお客さんが来店し、対応できるマックスの人数を計算すれば、その県内、市場において何%のシェアをしているかは大体わかる。。。。うん、せいぜい0.01%とかそんなもんです(笑)。であれば、家具販売のシェアも気にする必要はない。

それでお客さんが来ないというのであれば、それは人口だとか需要とかではなく、そもそも自分のお店(事業・会社)に魅力がないからお客さんが来ないということです。

遺品整理業でも、買取業でも、販売業でも、業態が変わレバ、計算方法も変わりますが、原理は同じです。「マーケットシェアがどれくらいか」を計算すると、スッキリしますよ。

⚪︎差別化ではなく、独自化を目指せ!

私が好きな著者で、マーケティングコンサルタントの藤村正宏さんと言う方がいます。

その方が、よくおっしゃるのは「差別化ではなく、独自化を目指そう」と言うもの。

・自分の好きなことや得意なこと
・何に興味があるのか
・どんな想いや経緯で始めることになったのか
・仕事をする上で、何を大事にしているのか

など、そういった自分自身のことを掘り起こし、発信することでオリジナリティのあるお店、事業、会社ができていくと言うものです。私はこれを

差別化 = 他者に価値基準をおいている
独自化 = 自分自身に価値基準をおいている

と解釈しています。「自分はこれが好き。誰がなんと言おうと、これを大事にしている。」という自身の価値が定まっていたら、他の人はあまり関係ありません。それを磨いていけばいい。他者(他店・他社)に左右されているのであれば、まだまだ磨き切れてないんだなと、自分のことを確認してます。磨き続けること自体には、終わりはありませんが、だからこそ面白いんです(笑)。

⚪︎似たお店が増えると、自分のお店を知ってくれる人は増える。

お店を開いてみてよくわかったのですが、自分の店の認知度なんて、本当に微々たるものなんだと痛感します(汗)。であれば、同じような(でも自身の価値はそれぞれ違う)お店が増えてくれた方が、結果的に自分のお店が知ってもらえる機会が増えます。

「お客さんの取り合いになるじゃないか!!」

と言うことにはなりません。それは、「自身ののマーケットシェアを計算しよう!」で話した通りです。仮に来店者数を増やそうと考えるのであれば、外からの流入を増やす方に力を注いだ方がいい。

・自分のお店のある市町村に、人が来るにはどうしたらいいか
・自分のお店のある都道府県に、人が来るにはどうしたらいいか
・自分のお店のある中部地方に、人が来るにはどうしたらいいか

そう考えると、隣の似たお店は競合ではなく同志になりますよね?

もしここで、「競合」と思ってしまうと、それはまだ自分のお店の価値を磨き切れていない(独自化できていない)ということです。

まとめ

実際、友人から「競合店ができるよ!」と言われた時は、ドキッとしました(汗)。ただ、色々聞いたり調べたりしていくうちに落ち着いていきました(笑)。それは「あぁ、自分のお店の価値と、このお店の価値は全然違うな」と思ったからです。

と同時に「まだまだ自分の価値を磨いていかないとなぁ」と思った次第です(汗)。匍匐前進で、コツコツ進んでいきます!!



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