映画はロールエンド後が面白い(運と縁その22)
経過を楽しめる人は、幸運である。
テストで100点満点を取る
希望の大学に入る
彼女、彼氏を作る
一流の会社に入る
結婚する
子供を作る
出世して役職につく
一山当てて富豪になる
病気を治す
多くの人が目標をゴールとして人生を歩んでいるように思います。
なんだか疲れないのだろうかと感じます。
目標を達成しゴールすると、次の目標を追うことになります。
特に野心的な人は目標が高みにのぼります。エベレスト(チョモランマ)の山頂を目指して、次は宇宙に出ることを目標に変えるかもしれません。
目標のために、努力して結果を勝ち取ることだけに意欲する人は、一生満足することはおそらくないと思います。
ただ、人は目標がある方が生きやすいです。
生きている実感を持てるからです。
けれども目標をゴールにはしないことです。
ゴールは最終地点ですから、生あれば死をゴールにしておけばいいのです。
目標に到達する過程を楽しむことができれば、その人は幸運です。
結婚するのをゴールにしていたら、変な人を捕まえてしまう可能性だってあります。
子供ができることをゴールにしていても、産んだとたんに大変です。
結婚して、子供ができ、子育てしながら、老後の準備をし、、、、、、、。
最終ゴールまで延々と出来事が起こります。
その出来事を楽しめるかどうかで、最終地点を楽にクリアできます。
さらに経過を楽しめれば、目標達成時の満足度も上がります。
楽しむということは、楽をすることではありません。努力して苦しくても、それを「心」で楽しむことです。そうすれば人生の達人になれます。
映画の結末だけを見ても満足できないのと同じです。
ぼくなら、映画の出だしからロールエンドを見終わって、劇場の明かりがつくまでを楽しみたいです。なんなら、見終わった後、もう一回観たいです。劇中の伏線やディテイルをみて、楽しむことをしたいです。
死というゴールは誰にでもやってきて、それがいつやってくるかわかりません。
だからこそ、経過を楽しんでいただきたいのです。
(死という最後がジ・エンドでないかもしれませんので、死をも楽しめれば最高の人生と言えるでしょう。)
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