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貪るマネーの生む格差と育むマネーが生む絆 2011年

貪るマネーの生む格差と育むマネーが生む絆

 実体経済からかい離したマネー、膨らんだ過剰流動性を私たちはコントロールできないでいます。枯渇性資源を使い続ける世界。70億人を突破した人口。自由貿易の美名の後ろに大量消費・資源独占の「貪るマネー」が隠れていることを多くの人達が気づき始めています。

私は、ここでもう一度、ドイツの童話作家ミハエル・エンデの遺言を取り上げたいと考えます。
現代ではインターネットの世界では瞬時に無限大の情報が行き交います。マネーの世界もそうです。実体経済の数十倍のマネーの流通。グローバル化とは何を意味するのか?金融先進国と言われる国々の「資本のグローバル化」が何を生んでいるのか?

「金利がまた新たな金利を生む。お金が勝手にどんどん増えて行って現実の経済の規模からかけ離れてしまい、それが、や世界を不幸にしているのではないか。」「木の葉で作った紙幣のようにお金をどこかで腐らせることが必要なのではないか?」
エンデが言っている様に、資本・お金というのをもう一度定義しなおす必要があるのではないかと思います。実体経済と10倍以内であればお金は許されるのか。20倍では貧富や紛争を引き起こしてしまうのか、負の遺産になってしまうのではないか。私は、国の内外で問題提起を続けて参りました。

 現在、政治が行うべきは格差を埋めて、社会を安定させることです。人間の尊厳や生活の根幹を守る政策を実践することです。

 そのためには国境を越えて遠くまで出かけて行って資源と富を独占し、人々の生活までをも破壊する「貪るマネー」ではなく、育むマネーの存在が必要です。
 それは社会的マネーとも言われています。富を独り占めにして人を不幸にして争いを拡大する記号に何の価値があるでしょうか?人々の生活圏を守り、雇用と安定を生み出す社会システムがあるはずです。地産地消の経済を支え、地域の絆と社会を支える新たな経済の仕組みの根幹となる記号があるはずです。
 「グリーンマイレージ」の試みもこのような発想によるものではないでしょうか?マイクロクレジットで人間の尊厳を保障する雇用を生んでいるグラミン銀行も先駆的な「育むマネー」の典型です。

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