アケコン自作をこれからやってみようって人に向けたもの③


パーツ名称

結構つまづくことになる。これの名称はなんだっていう。

ファストン端子

ボタンとハンダ付けなしでつなぐためのもの。ボタン側がオス扱いでインサートする側なので当然こいつはファストン端子のメス。ケーブルを延長したい場合にはオスとメスが両端にあるケーブルがあればいいのだが、そんなものは市販されていない。ケーブルを延長したい場合には自作するかケーブルの真ん中で切断してつなぐ必要がある。アケコンで使う場合は110型と呼ばれるサイズ。187と250のサイズがある。

PHコネクタ

Brookとそれの互換基板を使う際にオプション関連のケーブルがまとまったもの。パーツ屋に言ったら売ってるんだけど自作は結構大変なのでBrookの配線を使うことをオススメする。2.0mmのやつと2.54mmの2種類だったかな。ケーブルをまとめるもの。

QIコネクタ

黒くて細長いやつ。Brookの基板やラズパイPico基板のピンヘッダ(足)に差す。1個単位のものもあるし、複数まとまったものもある。自分はラズパイPicoH(既にピンヘッダ接続済みのPico)にこれを差して配線している。

デュポンコネクタ

PHコネクタやQIコネクタを使用する場合に、これを配線にまとわせてからコネクタに差し込む。その状態のものをピンヘッダに差し込めば抜けにくいものになる。QIコネクタそのものはスカスカだよ。

端子台(ターミナルブロック)

Brook基板の上にあるネジ締めの出来る配線。ここにL3R3があればよかったんだけど…。8ボタンと上下左右しかない。

配線方法

基本的には、基板にUSB-MicroBだったりcを差して基板からボタンに配線することになる。

Brookのケーブルを使用して配線

一番やりやすい。ただし、不満点がないわけでもない。一般的なアケコンを想定されているので、普通の8ボタンを想定している。タッチパッドボタンとL3R3を離して配線するのは中々面倒なことになる。ハンダゴテや電工ペンチは不要。ケースに穴を開ける機具は必要。

自作ケーブル

自分がやったのは、QIコネクタ経由で基板と接続してそこからファストン端子を生やす方式。BrookやGP2040の配線図をみるとボタンと対になるGNDはボタンと同じ数だけ存在しない。なのでチェーンケーブルにするなどの手間がある。ケーブルが自作出来る環境があれば最悪ファストン端子のオスメスで延長出来るから離れた場所にボタンを設置が出来たりする。

基板そのもので配線

プリント基板を自作してしまう方式。一番難易度が高い。基板はオーダーの必要がある。

USB関連

基板とは、microBとかUSB-BからUSB-AでPCにつなぐ。その辺の話。Cは接触悪くなる可能性があるかも知れないので注意。

レセプタクルコネクタ

USBをケースから外に出す際にはどうしてもコネクタよりもケーブルの部分が細い。なのでコネクタよりも大きな穴を開ける必要がある。もしくはU字の切り込み入れて入れるか。これはUSBの延長ケーブルのようなものをケースにはめ込むことで、いい感じで接続できるし、ケーブル外して持ち運びも出来るようになったりする。ほぼNeutrik社のものしかない。前後がUSB-AだったりBだったりと色々ある。24mmの穴でもなんとかなるけど、もう少し穴は小さい方がいい。ねじ止め。

USB-A to A(両方オス)

レセプタクルコネクタを使う場合に使ったりする。一般的に馴染みがないけどあるんだよこういうUSBケーブル。USB-Aメス端子だとはみ出すから。

パーツ屋で買うと安い

電機屋で買うと千円くらいするけど、パーツショップで買うと200円とかだったりする。

穴あけ

電動ドリル

ボタン用の穴を開けるのにどうしても必要。お近くのホームセンターでレンタル出来るとこあるから買わなくてもよかったりする。

インパクトドライバ

電動でネジ締め出来たりするやつ。ほとんど電動ドリルみたいなもんなんだけど。この後紹介するホールソーはドリルチャックを間にかます必要があったりするので注意。逆にこれ用のホールソーもある。

ホールソー

24mmや30mmのボタン用の穴を開けるのに必要。サイズ調節が出来るものではないのでサイズを二種類そろえる必要がある。

ステップドリル

2mm単位で穴を調整可能なドリル。切り替わりのタイミングがあるので厚い板には向いていない。雑なボタンに使ったりする。SHAREとかは三和などの24mmである必要ないですからね。

ピンバイス

ちっちゃい穴を開けるためのもの。ネジ穴開けたりするのに使う。ホールソーで穴を開ける際には正直言って必須。これで一度穴を開けてそれを利用して穴を開ければホールソーが滑らなくていい。

デザインナイフ

穴のバリを整えたりするのはやすりでもいいけど、デザインナイフで切ってしまうのもいい。最近は100均でも売ってる。

以上

④に続く

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