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原宿ではなく穏田(おんでん)です。

 みなさん、こんにちは。
 小池精米店・三代目、五ツ星お米マイスター・東京米スターの小池理雄(ただお)です。

Ane会Times7月号

 今回改めて、小池精米店の立地について説明します。
 弊社の住所は「渋谷区神宮前6-14-17」です。…「原宿の米屋」と言っている割には住所に「原宿」が出てきません。

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 実は、「原宿」という地名はありません。駅名にしかありません。
 そして弊社の位置する神宮前6丁目の昔の地名は、「穏田」(おんでん)と言いました。

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 こちらは「穏田神社」という神社の名前で残っています。
 「原宿」と「穏田」、そして竹下通りの「竹下」の地名が、なぜ消えて「神宮前」になったのか。
 少し長いですが…。

図2

 「穏田」とは、現在の神宮前1丁目、4丁目、5丁目、6丁目にわたる地域を指す地名です。小池精米店は神宮前6丁目にあります。
 その名前は古くからあり、江戸時代の画家、葛飾北斎の名画「富嶽三十六景」の一つに「隠田の水車」というタイトルがあります。

http://www.onden.net/rekishi.html

 その名前の由来は諸説あり、恩田(おんだ)氏という武士がこの地を治めておりその名前から「穏田」になったという説と、もともと「隠し田」(領主に税をとられないように隠していた田んぼ)があったからという説があり、明らかにはなっていません。

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 現在「神宮前」と呼ばれる地域には、明治22年以前には「穏田村」「原宿村」の二つがありました。以後、変遷を経て昭和7年に「穏田」「原宿」「竹下町」となり、昭和40年に「神宮前」という町名が誕生しました。
 「神宮前」となったのも「穏田」「原宿」ともに歴史のある名前であるためにどちらにも決めかね、明治神宮の前にある地域ということで「神宮前」に落ち着いた、という経緯があります。
 現在、原宿・穏田ともに行政上の地名としては残っていません。ただ、原宿は駅名にも残っており、ファッションの街として全国的に(それこそ世界的に)有名ですが、「穏田」はあまり知られていません。小池精米店では失われつつある「穏田」の名称を残すべく、当社で精米したお米はすべて「穏田の水車」というブランド(商標登録済み)で販売しております。

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 ちなみに細かいですが…葛飾北斎の絵は「隠田」、神社は「穏田」という違いがあります。現在、地元で「おんでん」と言えば「穏田」の方を使います。

 この「穏田」の話は、神宮前交差点近辺で再開発を行っている東急不動産さんが「忍者の隠れ家説」を推しておりまして、小池精米店としてもそちらに乗る方向です。

 また弊社の属する商店会は「穏田キャットストリート商店会」と言いまして、やはり「穏田」の名前がついているのです。

 この辺りにつきましては、また後日、記事をアップしたいと思います。

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「楽しくなければお米ではない!」
有限会社 小池精米店
三代目 小池理雄(ただお)

五ツ星お米マイスター
東京米スター
6次産業化プランナー(中央サポートセンター登録)
社会保険労務士

東京都米穀小売商業組合所属
東京都ごはん区メンバー

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-14-17
Tel 03-3400-6723
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