【事実に基づかない】選手名鑑2019【誤解を招きかねない】

画像1 これまでの4コマに登場した総勢100名の選手をまとめました
画像2 バルデを総合エースに据えツールを狙うAG2R。ここ数年、メーカーや元TT王者と協力してTTスキル向上に取り組んでいるが、その成果は未だレースで確認できていない。無理もない。「フランス人だけどTTが得意」は「投手だが打撃も侮れない」や「ジャニーズだけど歌上手い」と同義だからだ
画像3 「諸君、我が軍はこの先ヒップホップで食っていこうと思う」2019年1月、ヴィノクロフ大佐の宣言を皮切りにチームは勝利量産体制に入った。グランツールでは超DOPEな走りで、イサギレ兄弟を巡る東西抗争、インヤン・ツインズを擁するミッチェルトン、"G"が支配する悪の軍団との戦いに挑む
画像4 ニバリのチームとして発足したバーレーンメリダだが、今年はITT世界王者のデニス、ノルウェーでの優勝経験があるテウンスなど次の時代を睨んだ意欲的な補強を実施した。そのニバリは3度目のジロ制覇へ挑む。'13年以来続いているモニュメントまたはグランツールでの勝利を延ばすことができるか
画像5 ついにアルカンシェルを手放すことになったサガンだが、パリルーベ、マイヨヴェール、ナショナルチャンプなど'18年も他を圧倒していたことは間違いない。チーム力を加味しなければプロトン内最強との評価もあるベネット、成長著しいアッカーマンなどスプリントチームとしての迫力を増している
画像6 長年ロードレースに貢献してきたBMCが第一線から退くのを受け、ポーランドの靴メーカーCCCを新たなスポンサーに迎えた。五輪金メダリストであり、クラシックのスター選手でありながら、グランツールでも総合を狙うチームメイトを差し置いて黄色ジャージを着る機会を掴んだGVAが一枚看板
画像7 念願の新スポンサーを迎えるも、ファンへのセクハラでその名に泥を塗ったドゥクーニンク・クイックステップ。実行犯のケイセは早々に謝罪したが、CEOのルフェーヴルとケイセの父が火に油を注ぐように被害者を侮辱。大炎上の末にチームとしても公式に遅すぎた謝罪。お前ら日本の政治家かよ...
画像8 チーム存続の危機を乗り越えて、スポンサーが所有するチームに生まれ変わったEF。それでも予算は最大チームの4分の1程度。それゆえ出世街道に乗れなかった選手が多く集まる。ブエルタでステージ勝利、世界選手権で3位に入ったウッズもその一人で、20代前半までは陸上の中長距離選手だった
画像9 過去2年間はツールの優先度を下げジロで運試しをしたティボー・ピノがいよいよツールに専念。30歳までにツール総合優勝という目標をかなえることが出来るか。一方でアルペンスキーに端を発した血液ドーピング問題に関わっていたことをプライドラーが自ら告白。この問題ではオーストリアやスロヴェニアを中心に捜査対象が増え、自転車界全体に不安が広がっている
画像10 新たなスポンサーを向かえ経営危機を乗り越えたチームINEOS。しかし新チームとしてのお披露目レースで市民団体からの抗議活動に直面した。新スポンサーは石油化学企業で、環境負荷の高い採掘方を強行し、環境保護団体と泥沼の訴訟合戦を繰り広げている。昨年はskyとしてプラスチック削減キャンペーンに協力したチームも、急な宗旨替えが賛否両論の的になっている
画像11 長く看板を背負ってきたスプリンターのグライペルがチームを離れ、その穴を新加入のユアンが埋める。ウェレンスとデヘントがロンバルディアからベルギーまでの帰路を自転車で走りきったり、欧州TT王者カンペナールツがアワーレコードに挑戦するなど、ロード以外の話題も豊富
画像12 チームバスが凱旋門に突っ込んだり、ジロの最終日にメンバーが2人しか残っていなかったりという笑いと涙の日々を乗り越えて、ついにグランツールを勝ち取ったミッチェルトン。トレンティンの欧州選手権勝利も大きな成果。感染症が長引いたチャベスも年が明けてレースに復帰した
画像13 走る前から批判されていたツールでのトリプルエース体勢は予想通り機能せず、ブエルタも期待通りの出来ではなかったが、師匠の選手権勝利でなんとか帳尻を合わせた。両グランツールでチーム賞を獲るなど山岳での存在感は充分。今年は乱打と師匠がジロ、村長がツールと棲み分けを図る
画像14 ディメンションデータのスプリンター、カヴェンディッシュは'18年2月の落車での脳震盪の影響か、年間を通じて精彩を欠く走りしか出来なかった。一部では引退も噂されたが、トラックでの五輪金メダルを目指して走り続ける。アムステルを勝つなど積極的な走りが魅力のヴァルグレンがアスタナから加入
画像15 グランツールが1チーム8人制となり、スプリントと総合の両立が難しくなったと思われた年に、スプリント2勝、総合で4位5位と大健闘を見せたユンボ。幾度かの経営危機があったが、今や強豪チームの一つだ。今年は元ITT王者のトニ丸も加わり、何故かこれまで不得手だったチームTTでも結果を出した
画像16 かつての看板選手の引退、そしてロシアスポーツ界のスキャンダルを受けてか、大胆なイメージ刷新に取り組んではいるが、派手に失敗したカチューシャ。最強だが万能ではないキッテルを勝たせるための体制作りに手間取っている。しかし\バッタリーン/と\ザッカリーン/の揃い踏みは明るい話題
画像17 合理的かつ計画的な戦略でビッグチームに対抗し、大きな成功を収めている低予算育成型チーム、サンウェブ。去年のデュムランは決して不調ではなかったが、ジロ総合、ツール総合、世界選手権ITTで2位。2get部の名誉部員に認められた。今年はニコロッシュやバークランツという有名どころが合流
画像18 2getスキルの高さに定評があるTREKセガフレード。’18年は空席だった総合エースの座に、リッチー・ポートを迎えツールを獲りに行く。しかしここ数年は獲得を狙った選手を逃がすことが多く、仮契約を交わして大々的にニュースにもなったイバン・ソーサをskyに攫われるという大失態もあった
画像19 大富豪がスポーツチームを所有した際にありがちな、恵まれた資金力で大胆な補強を決行したUAE。'18年のジロでのアルの不調を見て、シーズン中に他チームの総合エースを引き抜こうという動きもあった。ガビリアとクリストフの両スプリンターの共存は可能なのかなど、贅沢な悩みが尽きない

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