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ハラマキ通信 河川敷でトモダチに出会った

日が傾きかけた多摩川の河川敷。突然背後からブンッ! と重たい羽音と共に黒い影が通り過ぎて、私の前に舞い降りました。カァ~!  一声高く鳴くと、首をかしげて私の顔を覗き込むように見ています。
あれ、何が怒らせるようなことをしたかしら。カァ~! おぉ~? カアッ おっ… 私は一言二言カラスと鳴き交わしたところで思い出しました。
あなたはこの前のカラスなの? 
ちょうど二週間前の同じこの河川敷で私は一羽のカラスとお喋りをしながら写真を撮らせてもらいました。芥子色のコートに茶色のカメラバッグという服装は全く同じなので、賢いカラスは覚えていたのかな。
「ねぇ、カラスは黄色が見えにくいと言う説があるけれど、このコートの色は識別出来るの?ごみ捨て場のネットはカラス避けのために黄色なんでしょ?」
「クワックワッ 」
おおっそうかそうか。何やら会話が成立しているのかしていないのか。
さっき私がコサギを撮ってた時に隣にいたのはあなた?  カァ~カア~  どっちなんだろう。でもどこかで私のことを見つけて追いかけて来てくれたんだね。

コサギとカラス

コサギばかり撮っていないで黒いカラスも撮れって?
艶のある黒色はカッコイイよね。カラスの濡れ羽色って言うものねえ。
ファッションモデルの撮影みたいに私はカラスを誉めまくりながらシャッターを押しました。

夕焼け小焼けで日が暮れて。さあ暗くなる前におうちに帰りましょうか。またこの場所で会えるような気がして、私はバイバイまたねと手を振りカラスとお別れしました。

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